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葬儀の受付マナー|挨拶・香典の渡し方・記帳の書き方を解説

葬儀に参列する際、受付での振る舞いに不安を感じる方は少なくありません。挨拶の言葉、香典の渡し方、記帳の書き方など、知っておくべきマナーがいくつかあります。

この記事では、葬儀の受付での正しいマナーを参列者の立場から詳しく解説します。代理参列の場合の記帳方法や、受付係を頼まれた場合の対応についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

葬儀の受付での基本的な流れ

葬儀の受付での流れは、一般的に以下の手順で進みます。

順序 内容 ポイント
1 受付に進み、お悔やみの言葉を述べる 一礼してから簡潔に
2 香典を渡す 袱紗(ふくさ)から取り出して
3 芳名帳(記帳簿)に記帳する 住所・氏名を丁寧に
4 案内に従って式場に入る 返礼品を受け取る場合も

受付での所要時間は1〜2分程度です。後ろに並んでいる方もいますので、長々と話し込まないようにしましょう。

お悔やみの挨拶の言葉

受付ではまず一礼し、お悔やみの言葉を述べます。長い挨拶は不要で、簡潔な一言で十分です。

定番のお悔やみの言葉

  • 「このたびはご愁傷さまでございます」(最も一般的)
  • 「このたびはお悔やみ申し上げます」
  • 「このたびは誠にご愁傷さまでございます。心からお悔やみ申し上げます」
注意:忌み言葉を避ける
「重ね重ね」「たびたび」「再び」「くれぐれも」などの重ね言葉は、不幸の繰り返しを連想させるため避けましょう。また「死亡」「死ぬ」などの直接的な表現も使わず、「ご逝去」「お亡くなり」と言い換えます。

香典の渡し方

香典は袱紗(ふくさ)に包んで持参するのがマナーです。受付では以下の手順で渡しましょう。

香典を渡す手順

  1. 受付の前で袱紗から香典袋を取り出す
  2. 袱紗を簡単にたたむ
  3. 香典袋の表書きが相手から読める向き(逆さ)にして両手で差し出す
  4. 「ご霊前にお供えください」と一言添える
袱紗がない場合
袱紗がない場合は、暗い色のハンカチに包んで代用できます。購入が間に合わない場合でも、香典袋をそのままバッグから出すよりは、ハンカチに包む方がマナーとして好印象です。

香典を渡す際に添える言葉

場面 言葉の例
通夜・告別式 「ご霊前にお供えください」
仏式(四十九日以降) 「ご仏前にお供えください」
辞退された場合 受付の指示に従い、無理に渡さない

記帳(芳名帳)の書き方

香典を渡した後、芳名帳に記帳します。住所と氏名を丁寧に書きましょう。

記帳の基本ルール

  • 筆記具:受付に用意されている筆ペンや黒のボールペンを使用する
  • 住所:都道府県から番地まで省略せずに書く
  • 氏名:フルネームで読みやすく書く
  • 会社関係:会社名・部署名・役職も記入する場合がある

代理参列の場合の記帳方法

代理で参列する場合は、記帳の仕方に注意が必要です。

代理のケース 記帳の方法
配偶者の代理 夫(妻)の氏名を書き、その下に小さく「内」と添える
上司の代理 上司の会社名・役職・氏名を書き、その下に小さく「代」と添え、横に自分の氏名を書く
友人の代理 依頼者の氏名を書き、その下に小さく「代」と添え、横に自分の氏名を書く

代理参列の場合、受付で「○○の代理で参りました」と一言伝えるとスムーズです。

名刺を出すべきか

ビジネス関係の葬儀では、名刺を受付に出すことがあります。ただし、これは必須ではなく、状況によって判断します。

  • 会社関係の葬儀:名刺を出すことが多い。名刺の右上を内側に折る(「弔」の意味)慣習もあるが、地域によって異なる
  • 個人的な付き合い:名刺は不要。記帳のみで十分
  • 上司の代理で参列:上司の名刺に「弔」と書き、自分の名刺も添える場合がある
最近の傾向
最近では名刺の角を折る慣習は減ってきています。名刺を出す場合はそのまま受付に添えるか、芳名帳に挟む形で十分です。

受付到着から式場に入るまでの注意点

受付でのマナーだけでなく、受付周辺での立ち居振る舞いにも気を配りましょう。

到着時間の目安

通夜・告別式ともに、開式の15〜30分前に到着するのが理想です。早すぎると会場の準備中で遺族に負担をかけ、遅すぎると受付が混雑する原因になります。

コートや荷物の扱い

冬場のコートやマフラーは、受付に並ぶ前に脱いで手に持ちます。クロークがある場合は預け、ない場合は腕にかけたまま受付を済ませましょう。大きな荷物はできるだけ持ち込まないようにします。

携帯電話

受付に並ぶ前に携帯電話はマナーモードに切り替えるか、電源を切りましょう。受付で携帯電話を操作するのは失礼にあたります。

受付後の流れ

受付を済ませたら、案内に従って式場に入ります。返礼品を受け取った場合は手に持って入場し、自分の席に着きましょう。着席後は静かに開式を待ち、周囲の方と大声で会話することは控えます。

受付係を頼まれた場合の対応

遺族や葬儀社から受付係を頼まれることがあります。引き受けた場合の基本的な対応を確認しておきましょう。

受付係の役割

  • 参列者にお礼の挨拶を述べる(「本日はお忙しいところ、ご参列いただきありがとうございます」)
  • 香典を受け取り、記帳を案内する
  • 香典の管理・金額の確認(葬儀社と連携)
  • 返礼品がある場合はお渡しする
  • 式場への案内をする

受付係の服装と到着時間

受付係も参列者と同じ喪服を着用します。開式の30分〜1時間前には到着し、葬儀社のスタッフから受付の流れや返礼品の渡し方について説明を受けましょう。

受付係が注意すべきポイント

注意点 具体的な対応
香典の管理 受け取った香典は記帳と照合し、まとめて遺族または葬儀社に渡す
香典辞退の場合 「お気持ちだけ頂戴いたします」と丁寧にお断りする
わからないことを聞かれた場合 葬儀社のスタッフに確認してから回答する
受付を離れるとき 必ず交代要員を確認してから

よくある質問(FAQ)

Q. 受付で長話をしても大丈夫ですか?

受付での長話は避けましょう。後ろに並んでいる方もいますし、受付はあくまで挨拶と香典をお渡しする場です。故人との思い出話などは、通夜振る舞いや告別式後の場で行うのが適切です。

Q. 香典を忘れた場合はどうすればよいですか?

まずは記帳だけ済ませて参列しましょう。後日、香典を郵送するか、直接ご遺族のもとに持参する方法があります。郵送する場合は現金書留で送り、お悔やみの手紙を添えます。

Q. 夫婦連名で参列する場合、記帳はどうしますか?

芳名帳にはまず夫のフルネームを書き、その左横に妻の名前だけを書きます。住所は1つだけ記入すれば十分です。香典も夫婦で1つが一般的です。

Q. 受付で返礼品を渡されましたが、持ち帰るべきですか?

はい、受付で渡される返礼品(会葬御礼)は持ち帰るものです。参列のお礼として用意されたもので、遠慮する必要はありません。荷物になる場合は、式場内に置いておき、帰りに持ち帰っても問題ありません。

Q. 受付が混雑していて並んでいる場合、どうすればよいですか?

焦る必要はありません。静かに順番を待ちましょう。式の開始時間が迫っている場合は、受付の方に一声かけてから先に式場に入り、式の後に受付を済ませることも可能です。

まとめ

  • 受付では一礼してから「このたびはご愁傷さまでございます」と簡潔にお悔やみを述べる
  • 香典は袱紗から取り出し、表書きが相手側から読める向きにして両手で渡す
  • 記帳は住所・氏名を省略せず丁寧に書く
  • 代理参列の場合は依頼者の氏名を書き「代」と添え、自分の氏名も記載する
  • 名刺は会社関係の葬儀では出すことがあるが、個人的な付き合いなら不要
  • 受付係を頼まれたら、開式の30分〜1時間前に到着し、葬儀社から流れの説明を受ける
  • 受付での滞在は短くし、後ろに並んでいる方への配慮を忘れない

事前に例文を読んでおくだけでも、当日の気持ちに余裕が生まれます。必要なときにすぐ見返せるよう、この記事を保存しておくのもおすすめです。

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