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郵便局の弔電サービス「レタックス」とは?【最新ガイド 2025】

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レタックスとは何か(サービス概要)

弔電

レタックス(Letax)」は、日本郵便が提供する祝電・弔電向けの電子郵便サービスです。結婚式の祝電やお悔やみの弔電など、様々なメッセージをその日のうちに相手に届けることができます。NTTの電報サービスと似た仕組みですが、郵便局ならではの特徴やメリットがあります。メッセージは郵便局で電子的に受け取り、受取先に近い郵便局で印刷して当日中に配達されます。料金も全国一律で680円(税込)から利用でき、文字数に応じた追加料金もありません。郵便局のレタックスは、形式上は手紙の一種ですが、急ぎの弔意やお祝いの気持ちを迅速に伝えることができる頼もしいサービスです。

レタックスのメリット・デメリット

レタックスのメリット

料金が安く、文字数制限なし

レタックスは台紙の料金のみで送れ、一般的な電報サービスのようにメッセージの文字数による追加料金が不要です。全国一律で最安680円(税込)から利用でき、長文になっても料金は変わりません(※通信文が2ページ以上になる場合のみ僅かな加算料金が発生します​)。NTTの電報(D-MAIL)では最低料金が1320円+台紙代と割高なので、同じ内容ならレタックスの方が安価です。

当日配達や日時指定が可能

レタックスは差し出し当日の配達に対応しており、15:30までに申し込めばその日のうちに配達されます(一部の遠隔地域では13:30まで)。また、急ぎでない場合でも申込みの翌日から10日以内の配達日指定ができ、時間帯も「午前」または「午後」から選ぶことが可能です。葬儀の日程に合わせて届けてもらうことができ、安心です。

申込方法が多様で利用しやすい

インターネット(Web)だけでなく、郵便局の窓口や郵便ポスト投函、FAX、(条件付きですが)電話など様々な申し込み手段に対応しています。インターネットが使えない方でも郵便局で手続きでき、逆に窓口に行けない場合はWebやポスト投函で24時間いつでも申し込みができます。自分に合った方法で利用しやすいのは大きな利点です。

台紙デザインが豊富

お祝い用・お悔やみ用それぞれに多彩な台紙デザインが用意されており、用途にふさわしい雰囲気の電報を送れます。高級感のある「漆塗り風」や伝統的な織物、押し花をあしらったものから、シンプルな無地タイプまで価格帯も様々です。弔事にふさわしい落ち着いたデザインも揃っているので、故人やご遺族への気持ちに沿った台紙を選べます。

手書き文面やイラストも送れる

レタックスではオリジナルの手書き文字やイラストをそのまま電報として送付できる点も魅力です。郵便局窓口で専用の原稿用紙に直筆したり、Webレタックスで画像ファイルをアップロードすることで、自分の筆跡や描いた絵を載せた弔電を届けることも可能です。故人への思いをより「あなたらしい」形で伝えられるでしょう。

追跡サービス対応

Web経由で申し込んだ場合に限りますが、日本郵便の郵便追跡サービスでレタックスの配達状況を確認できます。インターネットで申し込むと受付後に問い合わせ番号が発行され、それを使って「配達済み」になったかどうかオンラインでチェックできるので、きちんと届いたか安心して確認できます。

レタックスのデメリット

郵便局の電話受付が限定的

かつて存在した郵便局のコールセンター経由の電話申し込みサービスは2018年に終了しており、現在レタックスを電話だけで手軽に送ることはできません。郵便局への電話やFAXでの差出はできますが、後述のとおり事前手続きや料金後納契約が必要で個人にはハードルが高くなっています​。急ぎで電話一本で弔電を出したい場合、NTTの「115番電報」に頼らざるを得ないのが現状です。

Web利用には会員登録が必要

Webレタックスを利用するには、日本郵便の「Webゆうびんサービス」への利用者登録(無料)が必要です。初回は登録手続きの手間がありますが、一度登録すれば住所録管理や過去履歴の閲覧などWebならではの機能も利用できます。クレジットカード情報も登録しておけばスムーズに申込できますが、インターネット操作に不慣れな場合は窓口での申し込みを検討したほうが良いでしょう。

一部の申込方法は手続きが煩雑

FAXや郵便局宛ての電話でレタックスを出す方法も提供されていますが、これらは事前に専用書類の提出や料金後納契約が必要で、個人利用では現実的ではありません​。実質的に一般の方が利用する申込方法はWeb、窓口、郵便ポスト投函の三択と考えたほうがよいでしょう。また、窓口での申し込みはWebより料金が100円高く設定されています(白黒印刷の場合)。できるだけ費用を抑えたいならWebから、対面で相談しながら手続きをしたいなら窓口から、とニーズに合わせて使い分けましょう。

深夜・早朝の即日発送が難しい

レタックスは24時間受付自体は可能ですが、実際の配達業務は郵便局の営業時間や集配時間に依存します。例えば15:30以降に申し込んだ場合は翌日以降の配達になってしまいます​。できるだけ余裕をもって手配することを心がけましょう。

台紙に付随するギフト等は無し

NTTや民間の電報サービスでは、ぬいぐるみやお菓子、花などギフト付き電報を扱うところもあります。しかし日本郵便のレタックスは電報台紙とメッセージのみのシンプルな形態です。特に弔電では付随品を添える習慣はあまりありませんが、華やかな演出を求める祝電の場合は物足りなく感じるかもしれません。その場合は別途自分で供花を手配するなどの対応が必要です。

以上のように、レタックスには費用面やサービス面で多くのメリットがある一方、利用方法によっていくつか注意すべきポイントもあります。次に、具体的な申込み手段ごとの特徴や手順を詳しく見ていきましょう。

申し込み方法(Web・電話・窓口・FAX・ポスト投函)

レタックスはインターネット(Webレタックス)郵便局窓口郵便ポストへ投函郵便局へのFAX郵便局への電話という複数の申込方法があります。それぞれ手順や利用条件が異なりますので、自分に合った方法を選びましょう。以下に各方法の特徴を解説します。

Webでの申し込み

Webレタックスは日本郵便の専用サイトからオンラインで電報を送る方法です。24時間365日いつでも申し込み可能で、自宅やオフィスのPC・スマホから手続きが完結します。初回のみWebゆうびんサービスへの利用者登録(無料)が必要ですが、登録後は画面の案内に従って台紙の選択→メッセージ入力(または文例選択)→あて先入力という流れで簡単に手配できます。配達日指定は翌日から10日以内で設定でき、もちろん指定無しで最短配達(当日配達条件内なら当日)が選べます。支払いはクレジットカード決済または法人契約向けの料金後納(後日請求)に対応しています​。

Web経由で申し込めば窓口より基本料金が100円割引になる(白黒印刷の場合)ため、同じ台紙ならWebの方がお得です。またカラー印刷写真画像の挿入といったWeb限定のオプションも利用可能で、よりオリジナリティのある電報に仕上げることもできます​。申し込み後は受付完了メールが届き、追跡番号を使って配達状況を確認することもできます。パソコン・スマホ操作に慣れている方や、できるだけ低コストで送りたい方にはこのWebレタックスがおすすめです。

郵便局窓口での申し込み

郵便局の窓口

郵便局の窓口に出向いて申し込む方法です。郵便局(取り扱い郵便局の郵便窓口)で「電子郵便(レタックス)の原稿用紙」をもらい、そこに送りたいメッセージや宛先などを記入して提出します。原稿用紙は弔電用・祝電用に分かれており、記入欄に差出人情報や受取人情報、通信文を書き込むようになっています。記入例のPDFも用意されているので、事前に準備していくことも可能です。窓口での支払い方法は現金、郵便切手、クレジットカード、料金後納まで幅広く対応しています​。個人で利用する場合はその場で現金払いか切手貼付が一般的です。

窓口申込みの利点は、郵便局員に不明点を相談できる安心感と、その場で手続きが完了する即時性です。記入に自信がない場合でも係員がサポートしてくれることがあります。一方で郵便局の営業時間内(平日昼間が中心)しか受付できない制約がありますので、仕事終わりの夜間や緊急時には使えません。また前述のとおりWebより基本料金が100円高い点は留意しましょう​。

窓口で差し出されたレタックスは、内容がデータ化されて配送網に乗り、宛先地域の郵便局で台紙に印刷・封入されます。差出人には控えが渡され、配達が完了すると原則そこでサービス完了です(窓口申込の場合は追跡サービスは利用不可)。万一配達先不明などで返送が必要な場合は、差出人住所に郵便で返送されてきます。

郵便ポストへの投函

郵便ポスト

郵便ポスト投函による申し込みは、郵便局窓口に行かずに郵便ポストへ差し出す方法です​。事前に郵便局でもらうか日本郵便サイトからダウンロードしたレタックス用の原稿用紙に、通信文と差出人・受取人の住所氏名など必要事項を記入します。それを適当な封筒に入れ、料金相当分の郵便切手を貼って封をします。封筒の表面には宛名(受取人住所氏名)は書かず、代わりに赤字で「レタックス」または「電子郵便」と大きく目立つように記載してください​。準備ができたら、あとは通常の郵便ポストに投函するだけでOKです。ポスト収集後、郵便局で中身が処理され配達されます。

ポスト投函のメリットは、24時間いつでも差し出せることです。郵便局の営業時間に間に合わない場合でも夜間にポストへ入れておけば、翌朝の収集時に処理が開始されます。ただし切手の貼り忘れや料金不足があると配達が遅れたり差出人に戻されたりする恐れがありますので注意しましょう。またポスト投函の場合も追跡サービスは利用できません。確実性を期すなら、収集時刻なども確認のうえ余裕をもって投函してください。封筒の表記ルール(「レタックス」と明記)を守らないと普通郵便と間違われる可能性があるため、この点は特に重要な注意点です。

郵便局へのFAXによる申し込み

FAXでの申し込みは、日本郵便が用意する少し特殊な方法です。事前に利用する郵便局と料金後納契約を結んだ法人ユーザー向けの手段と考えてください。具体的には、差出を希望する郵便局(大口利用先として指定する局)に「レタックスFAX差出の承認請求書」をあらかじめ提出し承認を受けておく必要があります。その後、レタックス原稿用紙(通信文)と専用の差出票を記入し、承認を受けた郵便局あてにFAX送信して申し込みます。支払い方法は料金後納(請求書払い)に限られるため、個人が気軽に使えるものではありません​。手続きも煩雑で、郵便局の担当者もFAX受付に慣れていない場合があります。実際この方法を利用しているのは主に企業や官公庁など定期的に大量の電報を出すユーザーです。「どうしてもFAXで出したい」という事情がない限り、一般の方には郵便窓口での申し込みの方が楽でしょう

郵便局への電話による申し込み

郵便局あての電話での申し込みもFAX同様に事前契約者向けの方法です。かつては一般向けにコールセンターで電話受付を行っていましたが2018年4月に終了しており、現在は個人がレタックスを電話一本で申し込むことはできません。郵便局経由の電話差出を利用するには、あらかじめFAX時と同様に取扱郵便局への承認請求書提出料金後納契約が必要です。契約後、いざ差し出す際には電話口で「どの原稿を送るか」を指定する形になります。これは契約者ごとに予め原稿を郵便局側に登録しておき、電話でそのID等を伝えて差し出す方式のようです。いずれにせよ個人利用には現実的でないため、電話で弔電を送りたい場合はNTTの115番電報を利用するのが実際的と言えます。日本郵便としても現在はWebレタックスに注力しており、電話単独での受付窓口は一般提供していない状況です。

利用にかかる料金と支払い方法

レタックスの利用料金

レタックスの利用料金は選ぶ台紙の種類ごとに一律に決まっています(文字数による加算はありません)。台紙代には通信文1ページ分の印刷料金を含んでおり、Web申し込みの場合は窓口よりも各台紙100円引きの優遇価格となっています(※白黒印刷の場合。カラー印刷希望時は+20円)。

主な台紙の料金例を挙げると、例えば弔電向けのシンプルな台紙「リボン」はWeb料金680円(税込)から利用できます。一方、木箱に収められた漆調仕上げの高級台紙「うるし風(菊)」ではWeb料金6,690円とかなり幅があります​。中間帯として、押し花をあしらった台紙が1,940円程度、刺しゅう加工の台紙が2,620円程度、など予算や関係性に応じて選べるようになっています​。

レタックスの利用料金表

郵便局公式HPから引用

レタックスの追加料金

追加料金は基本的にありませんが、通信文が2ページ以上になる場合のみ2ページ目以降1枚ごとに追加料金がかかります(Web申込で白黒印刷なら1枚あたり42円、カラー印刷なら62円、窓口申込の場合は1枚130円)。レタックスでは通信文は最大5枚(1枚目+追加4枚)まで送れるため、長文になりすぎなければほとんど追加料金を気にせず利用できます。

レタックスの支払い方法

支払い方法は申込方法によって異なります。

  • Web申し込み:クレジットカード決済、または法人向けの料金後納(後日まとめて請求)

  • 郵便局窓口:現金、郵便切手、クレジットカード、料金後納

  • 郵便ポスト投函:郵便切手(封筒に貼付)

  • 郵便局FAX・電話:料金後納(事前契約が必要)

現金払いと切手払いは基本的に郵便局の窓口受付時に可能ですが、個別に切手を貼って差し出す形になるため別納という扱いになります(大量の場合を除き通常は問題ありません)。クレジットカード払いはWebか窓口(一部局)で利用できます。料金後納とは、月単位などでまとめて請求書払いする法人向け決済手段で、事前に郵便局との契約が必要です​。一般の方はあまり利用しないので、個人利用の場合はWebならクレジットカード、窓口なら現金か切手と覚えておけば十分でしょう。

配達日の指定と配達時間帯の希望

郵便局の外観

レタックスでは、配達日および時間帯の指定が可能です。申し込み画面または差出時に希望を伝えることで、「○月○日に配達」と指定できます(申し込み日の翌日から起算して10日以内まで指定可能)​。例えば通夜や告別式の日程に合わせて「式の当日の午前中に届くように」などと設定できます。時間帯も「午前中」(大体8~12時)または「午後」(12~17時頃)のどちらかを希望することができます。ただし、それ以上細かな時間指定(例:○時着)はできません。また配達時間帯は希望であり、郵便事情によって前後する可能性もありますので厳密な保証ではない点に注意しましょう。

一方、配達日指定をしない場合は、基本的に「できるだけ速やかに配達」の扱いとなります。当日配達可能な受付時間内であればその日のうちに配達され、過ぎていれば翌日以降最短で配達されます。弔電の場合、できれば通夜か告別式の前までに届くのが望ましいため、日程が迫っているときは配達指定はせず当日扱いで早めに差し出す方が確実です(例えば告別式当日の朝に間に合わせたい場合、前日15:30までに申し込めば当日午前中に配達される可能性が高まります)。逆に早すぎる到着を避けたい場合(例:訃報から日にちがあり、ご遺族が留守になる葬儀当日より前日に受け取ってしまうのを避けたい等)は、式当日着で日付指定するなど調整すると良いでしょう。

なお、レタックスの配達は原則として土日・祝日も含め毎日行われます。年末年始など特殊期間を除き、NTT電報と同様に休日でも弔電は配達されます。郵便局員または委託配達員が直接お届け先に伺い、玄関先でお渡しする形になります。不在の場合の取り扱いは状況によりますが、一般的には不在票を入れて再配達対応となるか、同居の家族や受付の方がいれば代理で受け取ることもあります。葬儀式場宛てにした場合は、式場の受付や係の方が代理受領し、ご遺族に渡してくれるのが通常です。

台紙・文例の種類と選び方

レタックスで送られる弔電(または祝電)は、メッセージ本文が専用の台紙に印刷・封入された状態で配達されます。台紙には様々なデザインや形式があり、大きく「お祝い用」「お悔やみ用」「その他(一般・シンプル)」のカテゴリに分かれています​。弔電の場合はお悔やみ用の台紙から選ぶのが一般的です。お悔やみ用台紙は全体的に落ち着いた色調で、白や淡い色の菊の花、唐草模様、水引などがあしらわれた厳かなデザインが中心です。例えば最高級の「漆風(菊)」台紙は黒地に銀色の菊花模様が配され、悲しみと追悼の想いを表現した重厚な作りになっています。他にも淡い色調の織物生地に唐草模様を織り込んだものや、白菊の押し花があしらわれた台紙など、伝統的で品格のあるラインナップです。価格はデザインや素材によって異なりますが、弔電用では1,000円台~6,000円台が主な範囲です。

台紙の選び方ですが、弔電の場合は故人とのご関係やご遺族への気持ちの深さに応じて選ぶとよいでしょう。例えば会社の上司のご家族に宛てる弔電であれば、失礼のないようある程度格式の高い台紙(2,000~3,000円程度の刺しゅうや織物台紙等)を選ぶ方が無難です。親族や親しい方への弔電では、心を込めたメッセージが主役ですので飾りにこだわる必要はありませんが、白菊や百合の花があしらわれた台紙など気持ちの伝わるデザインを選ぶのも良いでしょう。予算に余裕がある場合は最上位の漆調台紙なども丁重な印象を与えますが、いずれの台紙を選んでも基本的な機能(当日配達や文面印刷)の違いはありません。あくまで気持ちを伝えるための演出要素ですので、送り手の気持ちに沿ったものを選択してください。

もしメッセージ文面に悩んだ場合は、日本郵便が公式に公開している「文例集」を参考にするのがおすすめです。Webレタックスのサイト上で見ることができ、結婚、出産、長寿祝いから弔慰まで様々なシーンごとに適切な例文が掲載されています。弔電向けにも「ご逝去を悼む一般的な例文」「急逝に際しての例文」「会社代表としての弔電例文」など複数の文例が用意されています。文例はそのまま利用しても良いですし、自分なりに一部書き換えて使うこともできます。特に弔電はマナー上避けたほうがよい表現(忌み言葉)などもあるため、公式の文例をひな形にすると安心です。またWebレタックスの「かんたん作成」機能では文例集から選んでそのままメッセージに差し込むこともできます。心のこもった文章を送りたいけれど表現に迷う、という方はぜひ活用しましょう。

追跡サービスの有無と利用方法

レタックスは郵便扱いの電報サービスですが、追跡サービス(配達状況確認)にも一部対応しています。具体的には、Webレタックスで申し込んだ場合に限り、日本郵便の「郵便追跡サービス」サイトから配達状況を確認できます。Web申し込み完了時に通知される問い合わせ番号(13ケタの追跡番号)を、追跡サービスのページに入力すると、「○月○日○時に◇◇郵便局を差出」「○月○日△時に配達完了」等のステータスが表示されます。これにより、「ちゃんと届けられただろうか?」と不安な場合でもオンラインで配達完了を確認でき、安心感があります。

一方、郵便局窓口からの差出やポスト投函の場合、通常の郵便物と同様に追跡番号は付与されません。追跡サービスが利用できるのはWeb経由の場合のみです。窓口で受付した際に控えはもらえますが、それには追跡番号は記載されておらず配達照会はできません。どうしても配達状況を知りたい場合は、配達予定日以降に日本郵便のお客様サービス相談センター等へ問い合わせることになりますが、確実ではありません。大切な弔電がちゃんと届くか見届けたいという方は、可能な限りWebから申し込んで追跡サービスを活用すると良いでしょう。

NTTの弔電など他社サービスとの比較

レタックスと最も比較されるのは、NTT東日本・西日本が提供する電報サービスでしょう。ここではNTTの電報(D-MAIL、115番 等)との主な違いを簡潔にまとめます。

料金面

日本郵便のレタックスの方が割安です。NTTは2023年に料金体系を見直し文字数課金を廃止しましたが、それでも基本料金1320円+台紙代が最低費用になります。一方レタックスは台紙代のみで最安680円~で利用できます。例えば同じ680円の台紙で比較すると、NTTのインターネット電報では合計約2,000円かかるのに対し、レタックスは680円ですみます。高額台紙を選ぶ場合でも、NTTは常に+1320円分高くなる計算なので、費用重視ならレタックスが有利です。

配達スピード

どちらも当日配達に対応していますが、申込締切時間が異なります。レタックスは15:30(地域により13:30)までに手続き完了すれば当日中に届きます。NTT電報は14:00までの受付完了で当日配達となります。都市部ではNTTも夕方以降でも届くケースがありますが、公式には14時までなので、レタックスの方が締切時刻がやや遅い分、急な訃報にも対応しやすいと言えます。またNTTは深夜帯(22時~翌8時)は原則受付休止(緊急定型文のみ別途受付)なので、受付可能時間の幅もレタックス(24時間受付)に軍配が上がります

申込方法の手軽さ

電話で申し込めるかどうかが大きな違いです。NTT電報は昔から局番なしの「115」へ電話するだけでオペレーターが受付してくれるため、高齢の方でも気軽に利用できます。一方、前述のように日本郵便のレタックスは一般向け電話受付がありません。インターネット環境が無い方にとって、レタックスを利用するには郵便局に行く必要があるため、この点はNTTの方が利便性が高いです。ただしNTTの電話申し込みには別途電話受付料440円がかかるため、費用とのトレードオフになります。インターネット利用について言えば、NTTの「D-MAIL」も日本郵便のWebレタックスも大きな差はなく、どちらも会員登録が必要・操作も似たようなものです。

台紙やサービス内容

NTTと日本郵便、それぞれの台紙ラインナップには特色がありますが、弔電用の厳かなデザインに関しては大きな差はありません。NTTも日本郵便も菊の花をあしらった台紙や、シンプルな弔電台紙を用意しており、価格帯も概ね対応しています。ただ、NTTの方がオプションサービスが豊富で、祝電向けにはぬいぐるみ電報やバルーン電報などユニークな商品も展開しています​(弔電ではあまり関係ありませんが参考まで)。レタックスはメッセージに特化したシンプルなサービスなので、付加的なギフト等を添えたい場合はNTTや民間の電報サービスを利用することになります。また配達確認方法については、NTTもWeb申込であれば追跡サービスを提供しており、配達完了通知メールやステータス確認が可能です(NTT東日本D-MAILでも「配達状況確認」機能があります​)。日本郵便だけの独自機能というわけではない点は留意してください。

比較のまとめ

まとめると、「料金の安さ」ではレタックス、「電話申し込みの手軽さ」ではNTT電報、といった違いがあります。両者とも全国即日配達という基本機能は同じなので、予算や利用シーンに応じて使い分けると良いでしょう。例えば「葬儀に参列できないので急いで弔電を送りたいが、自分はネットも使える」場合は費用の安いレタックス、「急な訃報でとにかく電話でお願いしたい」場合はNTT、というイメージです。なお、NTT以外にも民間企業の電報サービス(例えば「VeryCard」「e-denpo」「ハート電報」など)がありますが、これらも多くは基本料金+台紙代でNTTと同等かそれ以上の費用になります。日本郵便のレタックスは公的な安心感もあり料金も抑えめですので、費用対効果を重視するならレタックスは非常に有力な選択肢と言えるでしょう。

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よくある質問と利用上の注意点

最後に、レタックスを利用する際によくある疑問や注意すべきポイントをQ&A形式で整理します。

当日配達してもらうにはどうすればいいの?

配達希望日に余裕がない場合は、当日配達の締切時刻(15:30、一部地域は13:30)までに差し出しましょう​。たとえば告別式当日に届かせたい場合、その当日の15:30より前に申し込めば原則として当日中に届けてもらえます。逆にそれを過ぎると自動的に翌日以降の配達になります。また時間帯指定は午前か午後のみ指定可能で、式の開始時間などに合わせたい場合は「午前中着」など幅を持った指定をしてください​。厳密な時刻指定はできない点に注意です。


電報の文字数に制限はある?長い文章も送れますか?

文字数制限は特にありません。レタックスでは1通につき最大5ページまでメッセージを送ることができます。1ページあたりはおおむね400字程度入りますので、合計で2,000字程度まで対応可能です。それを超えるような超長文は現実的ではないでしょう。なお追加料金は2ページ目以降1枚ごとに少額(Web申込なら42円/枚)の加算となります​。普通の弔電の範囲ではほぼ意識しなくてよい金額です。


パソコンやスマホを使えなくても弔電を送れる?

はい、送れます。 Web操作が難しい場合は、郵便局窓口で申し込む方法があります。局員に「レタックスを利用したい」旨を伝えれば専用用紙をもらえますので、手書きで内容を記入して差し出しましょう。支払いも現金でできます。郵便局の営業時間内(平日の日中が中心)に行く必要はありますが、対面で手続きを進めてもらえるので安心です。また窓口に行けない場合は、レタックス原稿用紙を取り寄せて自宅で記入しポストに投函することもできます。この場合は切手の貼付をお忘れなく。NTTの電話電報ほど簡便ではありませんが、インターネットが無くてもレタックスを利用する手段は用意されています。


郵便ポストに投函する方法で注意すべきことは?

封筒の表に「レタックス」または「電子郵便」と赤字で明記することが最大のポイントです。これを書き忘れると普通の手紙と区別がつかず、宛先も封筒に書いていないため配達できなくなってしまいます。同封する原稿用紙に宛名を書いていても、封筒の外側には宛名を書かない取り決めになっていますので、必ず赤字表記してください。また切手代も不足のないよう注意しましょう(料金は台紙代+追加ページ代の合計金額と同額です)。ポスト投函後の追跡や問い合わせはできないため、差し出しのタイミングにも余裕を持ったほうが無難です。


申し込み後に内容を訂正・キャンセルしたくなったら?

レタックスは申し込み後、かなり早い段階で印刷・配達の手続きに入ります。基本的に申込完了後のキャンセルや内容変更はできないと考えてください。NTT電報では発送後の取消料(1通330円)を払って変更する仕組みがありますが​、日本郵便にはそういった規定が明示されていません。どうしても訂正が必要な場合は、差し出しを行った窓口やコールセンターに早急に問い合わせてみてください。ただし一度配達されてしまった電報の回収や差替えはできませんので、申し込み内容は送信前によく確認することが大切です。


弔電の宛先はどのように書けばいい?葬儀会場に直接送れるの?

弔電はご葬儀の会場(斎場)宛てに送ることも、ご遺族の自宅宛てに送ることもできます。一般的には通夜や葬儀に間に合うよう式場宛てに送るのがマナーとされています。式場宛ての場合、原稿用紙の受取人欄に「〇〇式場 〇〇様方」のように葬儀を執り行う場所+喪主名などを記載すると確実です(葬儀社から案内が来ている場合は宛名の指示に従ってください)。もし葬儀に間に合わない場合は、ご自宅宛てに後日届く形でも失礼にはあたりません。ただし、訃報を知るのが遅れ葬儀後数日以上経ってから弔電を送るのは一般的には避けた方が良いという意見もあります(その場合はお手紙や弔問など別の方法を検討しましょう)。いずれにせよ宛先の住所・お名前は正確に、略さず記入することが大切です。


メッセージ文面のマナーやタブーはある?

弔電の文章では、忌み言葉(不吉な連想を与える言葉)や重ね言葉(「重ね重ね」など不幸の繰り返しを連想させる表現)を避けるのがマナーとされています。例えば「死亡」「四(死)」「九(苦)」といった直接的・忌数表現は使わず、「ご逝去」「旅立ち」など婉曲な表現にします。また「重ね重ね」「再三」「ますます」などは不幸が重なることを連想させるため避けます。こうしたマナー面が不安な場合でも、前述の文例集を活用すれば適切な文面が得られますし、極度に心配しすぎる必要はありません。気持ちのこもった文章であれば多少表現が拙くても遺族の心に届くものですので、形式よりお気持ちを大切に書かれると良いでしょう。


まとめ

郵便局のレタックスについて、最新情報をもとにサービス概要から申込方法、料金、他社比較、利用上の注意点まで詳しく解説しました。​弔電は大切な想いを託すものです。費用や手間も気になりますが、一番大切なのは「悔やみや励ましの気持ち」を形にして届けることではないでしょうか。日本郵便のレタックスは手頃な料金で迅速かつ確実にその想いを届けてくれるサービスです。ぜひ本記事を参考に、状況に応じた最適な方法でレタックスを活用してみてください。

参考 レタックス公式ページ日本郵便

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