「小さなお葬式」は全国どこでも使える？47都道府県の対応状況と式場の探し方

「小さなお葬式」という葬儀サービスをご存じでしょうか。テレビCMなどで見かける機会も増えましたが、自分の地域でも使えるのか気になっている方も多いはずです。

特に地方にお住まいの方は、都市部向けのサービスではないかと心配されるかもしれません。実は「小さなお葬式」は全国47都道府県に対応しており、提携式場は4,000カ所以上という充実したネットワークを持っています。

本記事では、お住まいの地域でも安心して利用できることをお伝えするとともに、最寄りの式場を調べる具体的な方法や、サービスを利用する際のポイントについて詳しくご紹介します。

全国どこでも本当に利用できるの？

「小さなお葬式」を検討する際、まず確認したいのが自分の地域で利用できるかどうかです。公式サイトには「日本全国対応」と明記されていますが、実際のところはどうなのでしょうか。

ここでは、サービスの対応範囲について、提携式場の数や地域ごとの特徴を詳しく見ていきます。

さらに、離島や山間部の対応状況も具体的に紹介します。全国4,000カ所以上の提携式場を持つネットワークの実態や、地域による違いを確認していきましょう。

全国47都道府県で使えるって本当？

「小さなお葬式」は、北海道から沖縄まで全国47都道府県すべてで利用可能なサービスとなっています。公式サイトでも「日本全国対応」と表示されており、どの都道府県にお住まいでも基本的にサービスを受けることができます。

※1 2017～2024年　葬儀受注件数に関する調査（TPCマーケティングリサーチ調べ）
※2 2025年4月「小さなお葬式」自社調べ

これらの数字が示すように、都市部だけでなく地方でも多くの方に利用されているサービスです。

ただし、公式サイトには「一部の離島を除きます」という注記があり、本土から遠く離れた島々では対応が難しい場合もあることは理解しておく必要があります。

提携式場4,000カ所以上のネットワーク

全国対応を支えているのが、4,000カ所以上という膨大な数の提携式場のネットワークです。この数字は2025年4月時点のもので、葬儀業界でも最大級の規模となっています。

各地域の事情に詳しい葬儀社と連携し、「小さなお葬式」独自の厳しい基準をクリアしたスタッフが施行にあたることで、全国どこでも同じ品質のサービスが提供される体制を整えています。地方にお住まいの方でも、都市部と同じ内容・同じ価格の定額プランを利用できるのは、この充実したネットワークがあるからこそ実現できているサービスです。
2025年7月1日「小さなお葬式」とは？ 費用やプラン、口コミなど徹底的に調べてみました

離島や山間部でも大丈夫？

全国対応とはいえ、すべての地域で完全に同じようにサービスを受けられるわけではありません。一部、対応が難しい可能性がある地域があります。

これらの地域では、火葬設備の問題や搬送の困難さから、通常のサービス提供が難しいケースもあるのが実情です。

しかし、個別相談で対応策が見つかる可能性もあります。離島や山間部にお住まいの方は、まずフリーダイヤルで相談してみることで、状況に応じた対応方法を確認できるでしょう。

地方だと料金は高くなる？

中には、「地方だから高くなるんじゃないか」といった不安を持つ方も多いのではないでしょうか。「小さなお葬式」では、基本プランを全国どこでも同じ価格でサービスを提供しています。

※料金は一例です
※資料請求割引適用後の料金です

都市部でも地方でも、基本プランの料金は変わらず、それぞれのプランが全国一律の定額料金で設定されています。

ただし、プランに含まれない追加サービスや、地域特有の事情による追加費用が発生する場合はあります。

また、一部地域では火葬料金が高額であったり、1回の移動距離が20kmを超える長距離搬送には追加料金がかかるなど、事前の確認が重要です。

どうやって全国対応を実現しているの？

ここまで見てきた「小さなお葬式」の全国対応について、重要なポイントを整理してみましょう。

「小さなお葬式」は自社で全国各地の葬儀を直接運営するのではなく、各地域の提携葬儀社と連携する独自のビジネスモデルを採用しています。

利用者からの依頼を受けると、その地域の提携葬儀社に施行を委託し、実際の葬儀は地元の葬儀社スタッフが執り行います。この方式により全国どこでも迅速な対応が可能になり、地域の慣習にも配慮した葬儀を実現しています。

葬儀後のアフターサポートも充実しており、納骨や法要、仏壇の手配まで相談できるため、長期的なサポートも受けられます。

地域別の利用状況は？

日本全国といっても、実際にお住まいの地域でどの程度サービスが充実しているのか、具体的に知りたい方も多いでしょう。「うちの県は田舎だけど大丈夫かな」「離島に近いけど対応してもらえるかな」といった不安もあるかもしれません。

ここでは、北海道から沖縄まで、各地域での「小さなお葬式」の対応状況について詳しくご紹介します。主要都市はもちろん、地方都市や郊外での利用についても、地域ごとの特徴を踏まえて解説していきます。

北海道・東北地方での利用状況

広大な面積を持つ北海道や、冬季の厳しい東北地方でも「小さなお葬式」は利用できるのでしょうか。実際の対応状況を見てみましょう。

北海道では、札幌市をはじめ道内各地に提携式場があり、旭川、函館、帯広、釧路といった主要都市はもちろん、その他の市町村でも広く対応しています。広大な北海道全域をカバーするため、地域ごとに複数の提携葬儀社がネットワークを形成しており、都市部から離れた地域でも対応可能な体制が整っています。

東北6県（青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島）についても、各県庁所在地を中心に提携式場が配置されており、仙台市には自社斎場も設置されています。

冬季の厳しい気候条件下でも、地元の事情に詳しい提携葬儀社が適切に対応できる体制が整っており、雪深い地域でも問題なくサービスを提供しています。過疎地域でも近隣の提携葬儀社が出張対応することで、東北地方のほとんどの地域で利用可能です。

関東・中部地方の充実したネットワーク

首都圏を含む関東地方は、「小さなお葬式」のサービスが全国で最も充実している地域の一つです。中部地方も含めて、実際の対応状況を確認してみましょう。

関東地方では、東京都23区全域および多摩地域、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県のすべてで幅広く対応しています。特に埼玉県川口市など10カ所には自社斎場が設置されており、より充実したサービスを受けることができます。

人口密度の高い首都圏では、アクセスの良い場所に多数の提携式場が配置されており、利用者の希望に応じて選択できる環境が整っています。

中部地方についても、愛知県名古屋市を中心に、静岡、岐阜、三重の東海地方、そして長野、山梨、新潟の甲信越地方まで広くカバーしています。山間部が多い長野県や山梨県でも主要な市町村には提携式場があり、一部地域を除けば基本的にサービスを利用できる環境が整っています。

都市部だけでなく、郊外や農村部でも提携葬儀社のネットワークにより対応可能です。

関西・中国・四国地方のサービス展開

関西地方は「小さなお葬式」を運営する株式会社ユニクエストの本社がある大阪を中心に、特に充実したサービスが提供されています。中国・四国地方も含めて見てみましょう。

関西2府4県（大阪、京都、兵庫、奈良、和歌山、滋賀）すべてで充実したサービスを提供しており、大阪市内には自社斎場も運営されています。関西地方の特徴として、府県をまたいだ柔軟な対応も可能で、大阪市内の葬儀社が和歌山県橋本市まで出向いて施行した例もあります。

中国地方では、広島県、岡山県を中心に、山口、鳥取、島根の各県でも県庁所在地だけでなく、各地域の主要都市で利用できます。

四国4県（香川、愛媛、徳島、高知）についても、それぞれの県内各地で対応可能となっています。瀬戸内海の島々についても、橋でつながっている島や定期船が頻繁に運航している島であれば、多くの場合対応可能です。

ただし、一部の離島については火葬設備や搬送の関係で個別確認が必要な場合もあります。

九州・沖縄地方での対応エリア

九州・沖縄地方は本州から離れているため対応が心配という声もありますが、実際の状況を確認してみましょう。

九州7県（福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島）すべてで「小さなお葬式」を利用できます。福岡市や北九州市といった大都市はもちろん、各県の県庁所在地には複数の提携式場があり、それ以外の市町村でも広く対応しています。

九州地方は各県に地域密着型の葬儀社が多く存在しており、これらの葬儀社との提携により、地方都市や農村部でも問題なくサービスを利用できる体制が整っています。

沖縄県については、那覇市を中心とした沖縄本島全域でサービス提供が可能です。沖縄本島の中南部だけでなく、北部地域でも対応できる体制が整っており、本島内であれば基本的に利用可能となっています。

ただし、宮古島や石垣島といった離島部、長崎県の五島列島、鹿児島県の奄美群島などについては、火葬設備や搬送の問題から通常のサービス提供が難しい場合があるため、事前の確認をおすすめします。

地域ごとのサービス利用のポイント

ここまで見てきた地域別の対応状況から、重要なポイントを整理してみましょう。

【地域タイプ別の利用ガイド】

どの地域でも共通しているのは、24時間対応のコールセンターによるサポートを受けられることです。地域の事情に詳しい地元の葬儀社が対応することで、その土地の慣習に配慮した葬儀を行えるメリットもあります。

都市部でも地方でも、同じ品質・同じ価格でサービスを受けられるのが「小さなお葬式」の大きな強みといえるでしょう。

近くの式場を探す方法

「小さなお葬式」の利用を検討する際、まず知りたいのは自宅近くにどのような式場があるかということでしょう。「どうやって調べればいいの？」「インターネットが苦手だけど大丈夫？」といった疑問もあるかもしれません。

ここでは、最寄りの提携式場を調べる具体的な方法について、公式サイトでの検索から電話相談まで、それぞれの手順とポイントを詳しくご説明します。

 公式サイトでの検索方法と手順

「小さなお葬式」の公式サイトには、提携式場を検索できる専用ページが用意されています。パソコンやスマートフォンから、次の方法で簡単に検索できます。

検索結果には、式場の名称・住所・最寄り駅などの基本情報が表示され、地図上での位置も確認できるようになっています。

都道府県から検索する場合は、まず都道府県を選択し、次に市区町村を選ぶことで、より詳細な地域の式場情報を確認できます。スマートフォンの場合は、GPS機能を使って現在地周辺の式場を探すこともできるため、外出先からでも簡単に調べることが可能です。

24時間対応の電話相談を活用する

インターネットでの検索が苦手な方や、急いでいる場合は、電話での問い合わせが最も確実な方法です。

「小さなお葬式」では、24時間365日対応のフリーダイヤル（0120-701-754）を設置しており、いつでも相談することができます。深夜や早朝、土日祝日でも専門知識を持ったオペレーターが対応してくれるため、突然の不幸があった際でも落ち着いて相談できます。

コールセンターには約80名のスタッフが在籍しており、待ち時間も少なくスムーズに相談できる体制が整っています。お住まいの地域や希望条件を伝えれば、最適な式場を案内してもらえるため、インターネットが使えない環境でも安心です。

資料請求で詳細情報を入手する

時間に余裕がある場合は、資料請求をして詳しい情報を入手する方法もおすすめです。事前に準備しておくことで、いざという時に慌てずに済みます。

公式サイトから簡単に資料請求ができ、数日で自宅にパンフレットが届きます。

資料には、火葬式から一般葬まで各プランの詳細な内容や料金、サービスの流れなどが分かりやすくまとめられています。特に注目したいのは、資料請求者限定の5万円割引特典で、実際に葬儀を依頼する際に適用されます。

パンフレットを手元に置いておけば、家族で相談する際にも便利ですし、連絡先もすぐに確認できるため、もしもの時の備えとして活用できます。
2025年7月7日小さなお葬式の割引制度まとめ｜資料請求割、乗り換え割はどう使う？

事前に相談や見学もできる

多くの方が知らないことですが、「小さなお葬式」では事前相談や式場見学も受け付けています。実際に葬儀が必要になる前に、落ち着いた状態で確認しておくことができます。

事前相談・見学でできることは、次の通りです。

事前相談は無料で、電話やウェブサイトから予約できます。

特に自社斎場がある地域では、定期的に見学会を開催していることもあり、複数の家族が参加できる機会も設けられています。実際の施設を見ることで、広さや設備、アクセスなどを事前に把握でき、家族全員が納得した上で準備を進めることができます。

エンディングノートの書き方や葬儀の流れについても詳しく説明してもらえるため、初めての方でも安心して相談できます。
2025年4月18日はじめてのエンディングノート〜今から始める安心の備え〜

式場探しで押さえておきたいポイント

最寄りの式場を探す際には、次のポイントを押さえておくことで、より満足度の高い葬儀を行うことができます。

これらの点を事前に確認しておくことで、当日の進行がスムーズになります。

公式サイトの検索機能や電話相談、資料請求、事前見学など、複数の方法を組み合わせて情報収集することで、最適な式場を見つけることができるでしょう。急な場合でも、24時間対応の電話相談があるため、慌てずに対応することが可能です。

「小さなお葬式」を利用する前に知っておきたいこと

「小さなお葬式」を利用する際には、知っておくべき重要なポイントがいくつかあります。全国対応の便利なサービスですが、その仕組みや特徴を正しく理解しておくことで、より満足度の高い葬儀を行うことができます。

ここでは、サービスの仕組みから料金体系、他社との違いまで、利用前に押さえておきたい情報を詳しくお伝えします。「思っていたのと違った」ということがないよう、事前にしっかりと確認しておきましょう。

どんな仕組みで葬儀が行われるの？

「小さなお葬式」のサービスの仕組みを正しく理解しておくことは、スムーズな葬儀を行うために重要です。

サービス提供の主な流れは、次の通りです。

このように、「小さなお葬式」は自社で全国各地の葬儀を直接運営しているわけではなく、各地域の提携葬儀社と連携してサービスを提供しています。この方式により全国どこでも対応できる体制を実現していますが、受付窓口（小さなお葬式）と施行担当（地元葬儀社）が異なることは理解しておく必要があります。

提携葬儀社に対しては独自の厳しい基準を設けてサービス品質の均一化に努めていますが、地域の慣習や葬儀社ごとの特色により、細かな部分で違いが生じる可能性もあります。

料金体系と追加費用の確認ポイント

「小さなお葬式」の料金体系は明確でわかりやすいことが特徴ですが、追加費用についても事前に理解しておくことが大切です。

基本プランと料金の一例は、次の通りです。

これらの基本プランは全国一律料金で、地域による価格差はありません。

ただし、以下のような場合は追加費用が発生することがあります。

また、火葬費用は含まれていないので注意が必要です。契約前にプランに含まれる内容と追加費用の条件について、詳しく確認しておくことが重要です。
2025年9月6日【2025年最新版】小さなお葬式で追加料金はかかる？含まれない費用と対策を徹底解説

他の葬儀サービスとの比較ポイント

葬儀のインターネットサービスを選ぶ際、それぞれの特徴を理解して比較することが大切です。

【主要サービスの比較】

「小さなお葬式」の最大の特徴は、自社ブランドの定額プランを全国統一で提供していることです。料金の明瞭さと手続きの簡便さが魅力で、入会金不要で必要な時にすぐ利用できます。

一方、「いい葬儀」は複数の葬儀社から見積もりを取って比較できるため、じっくり検討したい方に適しています。

どのサービスを選ぶかは個人のニーズによりますが、全国どこでも同じ条件で利用したい、明確な料金体系を重視するという方には「小さなお葬式」が適しているでしょう。

緊急時の対応とサポート体制

突然の不幸は誰にでも起こりうることです。「小さなお葬式」では、そうした緊急時にも迅速に対応できる体制が整っています。

深夜や早朝の急な連絡でも、葬儀の専門知識を持ったスタッフがすぐに対応してくれます。電話一本で必要な手配がすべて整うため、動揺している時でも安心です。

契約後は地域担当の提携葬儀社スタッフが対面でフォローに入り、細かな要望にも対応してくれます。葬儀後のアフターサポートも充実しており、四十九日法要の手配・納骨・仏壇の購入相談まで、トータルでサポートを受けることができます。

事前に確認しておきたいこと

「小さなお葬式」を利用する前に、以下のポイントを確認しておくことで、トラブルを避けることができます。

これらの項目を事前に確認し、不明な点は遠慮なく質問することが大切です。特に追加費用については、「どのような場合に」「いくらかかるのか」を具体的に確認しておきましょう。

また、家族や親族の希望も事前に聞いておくことで、当日の進行がスムーズになります。「小さなお葬式」では事前相談も無料で受け付けているため、時間に余裕がある場合は活用することをおすすめします。

全国対応の利便性を最大限に活かすためにも、事前の準備と確認が重要です。

「小さなお葬式」を安心して使うために

「小さなお葬式」は、全国47都道府県に4,000カ所以上の提携式場を持つ、日本最大級の葬儀サービスネットワークです。

離島や一部の山間部を除けば、日本全国ほぼどこでも利用でき、地方にお住まいの方でも都市部と同じ品質・同じ価格でサービスを受けることができます。8年連続で葬儀受注件数日本一という実績と、96％という高い利用者満足度が、その信頼性を物語っています。

最寄りの式場は、公式サイトの検索機能や24時間対応のフリーダイヤル（0120-701-754）で簡単に調べることができます。資料請求をすれば5万円の割引特典も受けられ、詳しい情報を手元で確認することも可能です。

提携葬儀社による施行という仕組みを理解し、追加費用の条件を事前に確認しておけば、予期せぬトラブルを避けることができるでしょう。

大切な方とのお別れを心を込めて行うために、「小さなお葬式」は心強い味方となります。まずは資料請求や電話相談から始めて、自分の地域でのサービス内容を確認してみてはいかがでしょうか。