小さなお葬式は、仏教式だけでなく無宗教やキリスト教、神道といった多様な葬儀形式に対応しています。宗教儀礼にとらわれない自由なスタイルから、教会や神職を招いて行う厳かな儀式まで、希望に沿ったかたちで大切な人を見送ることが可能です。
初めて経験するご遺族にとっては不安も多いものですが、全国に広がる提携式場と経験豊富なスタッフが、準備から当日の進行までしっかりサポートしてくれます。
本記事では、無宗教・キリスト教・神式それぞれの葬儀の特徴や、小さなお葬式での対応内容、注意点を分かりやすく解説します。
小さなお葬式のプランと料金

小さなお葬式は、火葬のみの簡素なお見送りから、通夜・告別式を備えた一般的な葬儀までわかりやすい定額制のプランを展開しています。
2026年8月にはプラン名称と料金が改定され、旧「小さな火葬式」が安置場所に応じて「ホール安置プラン」「自宅安置プラン」の2つに再編されるなど内容も整理されました(搬送の上限は1回あたり20km)。資料請求を行うと直葬系プランで5万円、式を行うプランで10万円(いずれも税抜)の割引が受けられるため、事前準備をしておくことで費用を抑えやすくなっています。
ここでは各プランの料金と特徴を確認します。
お別れプラン(旧・小さなお別れ葬)
税込152,900円(資料請求後⇒97,900円)
火葬だけを行う最もシンプルな直葬プランです。宗教者を呼ばず、仏具や祭壇も設けないため、費用を最小限に抑えることができます。参列者を招かない場合が多く、故人とごく限られた親族だけで静かに見送りたいときに選ばれることが多い形式です。
特に「葬儀を大げさにせず、経済的な負担も軽くしたい」と考える方に適しています。
費用を抑えて故人を送る最もシンプルな葬儀ー直葬の流れと注意点
ホール安置プラン・自宅安置プラン(旧・小さな火葬式)
ホール安置:税込229,900円(資料請求後⇒174,900円)
自宅安置:税込251,900円(資料請求後⇒196,900円)
通夜や告別式といった式を行わず、火葬のみを行うプランです。安置場所(提携ホールかご自宅か)に応じて2つのプランに分かれており、お別れプランに比べてやや規模が広く、少人数の参列に対応できます。祭壇を飾らず、ごく身近な人だけでシンプルに送りたいときに利用されます。
費用を抑えつつも、最低限の儀礼は行いたい場合に選ばれるケースが多いのが特徴です。
「小さなお葬式」の火葬式プランとは?|費用・流れと「よりそうお葬式」との違い
一日葬プラン(旧・小さな一日葬)
税込438,900円(資料請求後⇒328,900円)
通夜を省き、告別式と火葬を1日で行うプランです。高齢の親族や遠方から来る方の負担を軽くしつつ、儀式としての流れをきちんと整えたいときに適しています。
短期間でも故人とお別れする時間を確保できるため、近年は選ばれる機会が増えています。
小さなお葬式の「一日葬プラン」とは?流れと費用、特徴や注意点をわかりやすく解説
二日葬プラン(旧・小さな家族葬)
税込548,900円(資料請求後⇒438,900円)
親しい家族や親族を中心に、通夜式・告別式を2日間かけて行うプランです。会社関係や近隣への弔問対応を避け、気心の知れた人だけでゆったりと過ごせるのが特徴です。
祭壇には生花が含まれ、落ち着いた雰囲気の中で丁寧に見送ることができます。
【徹底比較】二日葬プラン(旧・小さな家族葬)vs よりそう家族葬|費用・内容・選び方の違いは?後悔しないポイント解説
一般葬プラン(旧・小さな一般葬)
税込713,900円(資料請求後⇒603,900円)
親族以外の参列者も含めた一般的な規模の葬儀に対応します。通夜・告別式を備え、社会的なつながりの広い方を見送る場合にも適しています。
定額プランのため追加費用を抑えやすい点が魅力ですが、式場使用料など一部の費用は別途発生する場合があります。
家族葬と一般葬の比較完全ガイド
プランに共通する注意点
すべてのプランは税込表示で、火葬場の使用料は別途実費となります。
基本内容には搬送(20kmまで)、安置、役所手続き代行が含まれており、式を行うプランでは生花祭壇も用意されます。資料請求による割引が適用されると、価格面での負担を大きく軽減できます。
ただし、僧侶へのお布施や教会・神職への謝礼はプランに含まれないため、必要に応じて別途準備が必要です。
小さなお葬式の割引制度まとめ|資料請求割、のりかえ割はどう使う?
無宗教の葬儀

無宗教の葬儀は、宗派や宗教儀礼にとらわれず、自由に形式を決められるのが特徴です。お経や焼香を省き、音楽や写真、献花などで故人を偲ぶ方法が一般的です。
小さなお葬式では、無宗教の葬儀にも全国(一部の離島を除く)で対応しており、経験豊富なスタッフによる進行サポートを受けることができます。ここからは無宗教葬の特徴と、小さなお葬式での具体的な対応を見ていきます。
無宗教葬の特徴と自由度
無宗教葬(自由葬)は、宗教儀式に縛られず、遺族や故人の思いを中心に進められる形式です。僧侶や神職を呼ばず、読経や焼香の代わりに黙祷や献花を取り入れるのが一般的です。
演出には幅があり、故人の好きだった音楽を流す、趣味の作品や写真を展示するなど、個性を反映できます。儀式に決まった形がないため、ご家族が思い描く「その人らしいお別れ」を実現しやすいのが大きな特徴です。
一方で進行役がいないと戸惑うこともあるため、専門スタッフの支援が重要になります。
無宗教葬でできる演出例
小さなお葬式が紹介している無宗教葬の事例には、次のような演出があります。
- 故人が好きだった音楽を流す、生演奏する、皆で合唱する
- 思い出の品を展示し、エピソードを紹介する
- 写真や動画をスライドで上映する
- 趣味の作品(俳句・書道・華道など)を展示する
形式にとらわれず、故人らしい雰囲気を表現できるのが無宗教葬の魅力です。
※これらの演出はプランに含まれておらず、実施する場合は別途料金が必要となるケースがあります。
小さなお葬式での対応
小さなお葬式では、無宗教の葬儀にも公式に対応しています。経験豊富なスタッフが進行を手伝ってくれるため、「式次第をどう組めばよいか分からない」といった不安があっても心配はいりません。
式の内容は自由に決められるので、献花や黙祷を中心にした厳粛な時間にすることも、思い出の写真や音楽を取り入れた温かな雰囲気にすることも可能です。
希望する規模に応じて、小規模のお見送りから親族中心の葬儀まで、各種プランを選んで無宗教葬を実現できます。
無宗教葬での注意点
宗教的な制約がない分、葬儀の内容は遺族の判断に委ねられます。例えば「祭壇を飾るか」「参列者にどんな形で参加してもらうか」といった点は事前に考えておく必要があります。
また、宗教者を呼ばないためお布施は不要ですが、葬儀後の供養をどうするかは別途検討が必要です。納骨や散骨、命日に家族で集まるなど、後日の形をあらかじめ話し合っておくと安心です。
キリスト教式の葬儀

仏式に比べると日本では数は少ないものの、キリスト教に信仰を持つ方や教会と縁のある方にとっては欠かせない葬儀形式です。カトリックとプロテスタントで式次第や作法は異なりますが、「死は神のもとに召される出来事」と捉え、祈りと感謝をもって送り出す考え方は共通しています。
ここではキリスト教葬儀の特徴とマナー、小さなお葬式での対応内容、注意点を見ていきます。
キリスト教葬儀の特徴
日本で行われる葬儀の多くは仏式ですが、信者や教会と縁のある方の場合はキリスト教式が選ばれます。
大きな特徴は、死を神のもとに召される出来事として受け止め、感謝と祈りを中心に進められることです。仏式の焼香は行わず、代わりに白い花を一輪ずつ献花台に捧げる献花が一般的です。
流れは宗派によって異なり、カトリックでは葬儀ミサが営まれ、聖歌や聖書朗読、神父による祈りが行われます。プロテスタントでは牧師の説教や賛美歌が中心で、参列者全員が祈りに加わります。
いずれも遺影と十字架、生花を配した祭壇が設けられ、厳かな雰囲気で故人を見送ります。
キリスト教葬儀のマナー
キリスト教葬儀では香典という言葉を用いず、「御花料」や「お花代」として包むのが一般的です。封筒は白無地を使い、水引は不要です。表書きは「御花料」が多く、カトリックでは「御ミサ料」とする場合もあります。
言葉遣いにも注意が必要です。キリスト教では、死を「神の御許に召された出来事」と捉える考え方があるため、仏式で一般的な「ご愁傷様」「お悔やみ申し上げます」といった言葉は使いません。その代わりに「安らかな眠りをお祈りします」「ご遺族の上に神の慰めがありますように」といった表現が望ましいでしょう。
参列者は静かに祈りに参加し、心を込めて献花することが大切です。
小さなお葬式での対応
小さなお葬式は、カトリックやプロテスタントなど、教派ごとの形式に配慮した葬儀に対応しています。
ご自宅や葬儀場でのお葬式はもちろん、教会でのお葬式も可能です。キリスト教の葬儀では棺の周りを生花で飾ります。
ただし、小さなお葬式が新たに教会を紹介することはできません。式の内容について希望がある場合は、細かな変更もスタッフに相談できます。
キリスト教葬儀で準備しておきたいこと
信者でない人がキリスト教式を希望する場合、まずは対応可能かどうかを確認することが必要です。
キリスト教には複数の教派があり、方針が異なります。カトリックでは、信者でない方でも葬儀を行える教会がありますが、すべての教会が受け入れているわけではありません。一方、プロテスタントでは、洗礼を受けていない方や教会に通っていない方でも、葬儀を受け入れる教会が多いとされています。いずれも対応は教会によって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
教会に所属していた場合は、その教会の方針や慣習に従って準備を整えます。式場で行う際には祭壇スペースや音響設備を確認し、献花の種類や数についても早めに相談しておくと当日がスムーズです。
仏教以外の葬儀マナー徹底ガイド|キリスト教・神式・無宗教のお葬式参列
神式(神道)の葬儀

日本古来の信仰に基づく神道の葬儀は「神葬祭」と呼ばれ、故人の御霊を祖霊として祀るという考え方に基づいた、独自の流れを持ちます。仏式と異なる作法が多いため、不慣れなご遺族には戸惑う点も少なくありません。
小さなお葬式では神道の葬儀にも対応しており、神道の様式に合わせた神葬祭を執り行うことができます。ここでは神式葬儀の流れと特徴、利用時の注意点を整理します。
神式葬儀の特徴
神道の葬儀は「神葬祭」と呼ばれ、故人の御霊を祖霊として祀り、家の守り神となることを願う考え方に基づいて行われます。仏式が「極楽浄土へ送る」供養であるのに対し、神道では家の守護神となることを願う点が大きな違いです。
儀式では神主が祝詞(のりと)を奏上し、遺族や参列者が榊の枝に紙垂(しで)を付けた玉串を神前に捧げる「玉串奉奠」を行います。拍手は音を立てずに打つ「忍び手」が用いられ、静かな祈りを捧げるのも特徴です。
神道では死を穢れと捉える考え方があるため、葬儀は自宅や斎場で行われるのが一般的で、神社の境内で営まれることはほとんどありません。
神式葬儀の流れ
神式葬儀は地域や神社によって違いがありますが、基本的には次のように進みます。
- 納棺の儀
ご遺体を納め、参列者が拝礼する - 通夜祭
神職が祭詞を奏上し、参列者が玉串を捧げる - 葬場祭
告別式にあたり、再度祭詞と玉串奉奠が行われる - 火葬祭
火葬炉の前で最後の祈りと玉串奉奠を行う
仏式の焼香にあたるのが玉串奉奠であり、参列者にとって最も印象深い儀式です。また、通夜祭の中で故人の御霊を霊璽(れいじ)に移す「遷霊祭(御霊移し)」を行う点も、仏式とは異なる特色です。
小さなお葬式での対応
小さなお葬式では神道の葬儀にも対応しており、神主(祭主)を招いて神葬祭を執り行うことが可能です。神職(神主)の手配についても相談を受け付けています。
「小さなお葬式」では玉串も用意され、神道の様式に合わせて式を行うことができますが、祭壇は生花祭壇になる場合もあります。神道の葬儀は神社で行うことは少なく、自宅や式場で行うのが一般的です。そのため、希望がある場合は会場ごとの対応を事前に確認しておくと安心です。
神式葬儀で準備しておきたいこと
神式葬儀は仏式と比べて細かな作法が多く、不慣れなご遺族にとって迷いやすい点があります。
例えば葬儀後には仏式の四十九日にあたる「五十日祭」をはじめ、十日ごとの霊祭を行う習慣があり、神棚封じや祖霊舎(それいしゃ)への祀り方なども確認が必要です。
神職への謝礼は「御祭祀料」「御祈祷料」「玉串料」などと呼ばれ、実費負担となります。通夜祭・葬場祭などを依頼した場合の謝礼は20万円~50万円が目安とされ、地域や神社の格式によっても変わります。追加費用がかかる可能性があるため、見積もり時に詳細を確認しておくと安心です。
小さなお葬式は事前相談から当日の進行、葬儀後の供養の形まで幅広くサポートしてくれるので、疑問点は早めに相談すると良いでしょう。
仏教以外の葬儀を考えるときに

ここまで無宗教葬、キリスト教葬、神道葬について、小さなお葬式での対応を見てきました。いずれの形式でも全国(一部の離島を除く)で葬儀を執り行うことが可能で、準備から進行までスタッフによるサポートを受けることができます。
宗教や宗派が異なる場合でも、希望に応じた細かな変更を事前にスタッフへ相談できます。
小さなお葬式は定額制のプランを展開しており、基本的なサービスが一通り含まれているため、費用面の見通しを立てやすい仕組みになっています。ただし、宗教者への謝礼や会場使用料などは別途必要になる場合があるため、事前の確認が欠かせません。
累計施行件数が多く、宗教形式にとらわれない対応実績を持つ点も特徴の一つです。仏教以外の葬儀を検討する際にも、選択肢の一つとして心強い存在になるでしょう。






