葬儀の際に弔電を送らないといけない!と思ったときにどこの電報サービスを利用しますか?
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NTTの電報がやはり一般的ではないでしょうか。また、最近では郵便局の電報もサービスが充実してきています。
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郵便局でも弔電!?便利な「レタックス」の送り方!
そして各社による電報類似サービスが増えてきた中、急成長を遂げているのがVERY CARDです。
本記事ではVERY CARDの特徴、特に弔電を送るシーンでのVERY CARDの利用方法をまとめてみました。
目次
VERY CARDとは
VERY CARDとはなんでしょうか?
VERY CARDの概要
VERY CARDは電報サービスです。
佐川急便の100%子会社の佐川ヒューモニー株式会社による電報サービスです。
2003年の信書便法の施行以降、民間事業者が電報と類似のサービスを開始しています。
VERY CARDを運営するヒューモニーも2004年に総務省から特定信書便事業許可を取得しています。
文字数による課金がない、リーズナブルな電報
電報は一定数以上の文字数を超えると文字ごとに料金が加算されていきます。
その点、VERY CARDでは全ての電報が一律350文字まで入力可能です。
この350文字というのは電報では十分すぎる文量です。
例えば、NTT東日本の電報で同じ350文字のメッセージを送ろうと思えば、メッセージ料金だけで6,550円かかってしまうほどです。
なおVERY CARDの最も安い台紙は1,507円です。
対して、NTTの電報は最安のメッセージ料金が700円です。そしてプラスして500円や0円の台紙を選択する必要があります。
文例や台紙が豊富なラインナップから選べる
電報は基本的には用意されている文例から選択して送ります。VERY CARDもオリジナル文例約1,000種類の中から選択できます。
一方、NTTは約1700種類と数が多いですが、文字数によって料金が加算されるので実際に選択する際も文字料金を常に気にする必要があります。
その点、VERY CARDは文字数を気にすることなく文例から選択することができるので、安心ですね。
台紙の種類も約100種類から選択できます。
祝電ではボトルフラワー電報やリカちゃん電報、ぬいぐるみ電報など、非常にユニークな電報があります。
また、
- 弔電でも通常の台紙に加えて高級感のあるVIP CARD
- 黒塗りの本漆と蒔絵による重厚感のあるうるし電報
- 全国で利用の多い押花・刺繍電報
- 高級お線香付きの香電
- プリザーブドフラワー電報
などがあります。
さらにVERY CARDでは供花の手配も行っています。
通常だと手配する人が生花店と斎場とのやり取りが必要ですが、VERY CARDでは供花専任オペレーターによるワンストップ注文が可能です。
安心の物流ネットワークによる即日配達
VERY CARDは一部地域・商品を除き、14時までの申し込みで全国即日配達が可能です。
佐川急便が親会社という特性を活かし全国即日配達が可能な物流網を構築しています。
荷姿や配達の時間帯、配達員の礼儀作法にもルールを設けていて、配達サービスに対する意識が高いです。
電報サービスの比較
各社の電報サービスを比較してみましょう。
項目 | VERY CARD | NTT(D-mail) | 日本郵便(レタックス) |
---|---|---|---|
電報の価格 | 台紙代のみ | 台紙代 + 文字料金 | 台紙代 + 文字の追加料金 |
文字料金 | 一律350文字まで全て無料 | 25文字から5文字ごとに課金(700円〜1420円) 66文字以降は5文字ごとに90円加算。 |
文字は規定数まで無料。追加料金はそれぞれ、 コールセンター:15文字以降は5文字ごとに93円 Web:通信文2枚目以降は白黒31円、カラー51円 郵便窓口など:通信文2枚目以降は1枚ごとに100円 |
弔電用台紙の種類 | 25種類 | 東日本:33種類 / 西日本:36種類 | 6種類 |
弔電用台紙の価格帯 | 1,507円~20,000円 | 0円~12,500円 | 512円~5,142円 |
オプション | 特急!サプライズ便(700円) | 受取人名連記(60円/名) 毛筆縦書(100円/通) 配達通知(800円/件) |
配達日指定・配達時間帯希望可能(申込の翌日から10日以内) 日本郵便の追跡サービスから配達状況の確認が可能 |
申し込み方法 | インターネット | 電話(115)、インターネット | 電話(コールセンター)、インターネット、郵便局の窓口、ポスト投函 |
即日配達 | 14時まで 17時まで(特急!サプライズ便) |
19時まで | 15時30分まで (一部地域は13時3o分まで) |
支払い方法 | クレジットカード | クレジットカード、電話料金合算 | 現金、切手、クレジットカード、電話料金合算、料金後納 |
電報の価格はD-mailもレタックスも従来型の台紙+文字課金です。レタックスの方は申込方法が幅広い分、文字の追加料金もそれぞれ異なります。
NTTや日本郵便に対してVERY CARDはとてもシンプルで分かりやすい料金ということがわかると思います。
台紙の種類や価格帯はNTTが最も豊富です。
0円というのは文字料金のみですが、慶弔用においてあまり用いられるケースは少ないのではないかと思います。日本郵便は逆に6種類にまで押さえて分かりやすくしています。
VERY CARDも25種類と豊富な種類から選ぶことができます。さらに弔電とともに供花を贈るサービスもあるため、台紙のバリエーションはNTTに決して引けをとっていません。
VERY CARDはどうしても急に届ける必要がある場合はサプライズ便というサービスを使用することにより、申込から3時間以内に届けることが可能となります。弔電は告別式までに届ければ大丈夫なので、急な訃報にも問題なく対応できるでしょう。
申込方法や支払い方法もVERY CARDはシンプルです。
NTTや日本郵便もネットからの申込に割引を適用しているため、実質的に電報はネットで申し込むことを業界的にも推奨しています。
VERY CARDはネットからの申込のみなので、ネットでも分かりやすく注文できるよう工夫がされています。
弔電であれば、通夜なのか告別式なのか法要なのかなど、用途や式典の有無も確認するほど、徹底されています。
VERY CARDの評判・口コミ
実際に弔電を送った場合、VERY CARDは安い
サービスの比較だけでなく、実際にVERY CARDを利用した人の口コミや評判はどのようなものがあるのでしょうか?
まず、NTTなどに比べて価格が安いというものが挙げられます。結局のところ、NTTなどの弔電は文字による料金が大きくなってしまうので、少しと思う文字数でも料金がかかってしまうことがあります。
例えば
この度は●●●様の訃報に接し、何と申しあげてよいのかお慰めの言葉も見つかりません。ご家族様のご悲観はいかばかりかと存じますが、一日も早くお心の痛みが癒えますよう、心よりお祈りいたします。
意外と簡素な文章に見えるかもしれませんが、これだけでも93文字あります。これだと文字代だけで3900円になるのです。
では、VERY CARDに価格で勝ちうる最安値の25文字ではどのようなお悔やみの弔電が打てるのでしょうか?
逝去の報に接し、心からお悔やみ申しあげます。
これで23文字です。たったこれだけしか打つことができません。ビジネス的に送る弔電でしか使えないでしょう。思った以上にNTTの文字料金はシビアなのです。
VERY CARDは350文字以内というかなりのボリュームの文字を入れても文字料金がかかることがありません。この差が意外と大きいのです。
VERY CARDはユニークな電報を送ることができる
VERY CARD自体も種類も多彩で、祝電の方は様々なキャラクター電報やぬいぐるみ電報、弔電もプリザーブドフラワーや供花など高級感あふれる物が多いです。
しかし、VERY CARD自体のユニークさ以外にも大きな要因があります。
日本で電報といえば115、すなわちNTTが最も有名で実際の利用率もダントツです。
これは裏を返すと実際に届く電報のほとんどはNTTで、台紙やメッセージの文例などがかぶるということもありえるということです。
ほとんどがNTT電報だからこそ、高級感のある台紙と文字制限を気にしないメッセージの載ったVERY CARDを使うことによって他の人と違う、特別な思いを伝えることができるかもしれません。
VERY CARDはこんな人におすすめ!
思いを込めたメッセージをできるだけ安く送りたい人
VERY CARDには文字数による追加料金はありません。NTTやレタックスと比べて非常に低価格で、文字数を気にすることなく弔電を送ることが可能です。
電話による電報に慣れていない人
NTTや日本郵便もインターネットからの申込の場合に料金を割り引くなど、インターネット申込を推奨しています。
コールセンターのオペレーターによる電報の作成は確かに便利ですが、字の修正ややり取りなどに時間やコストをとられるのも事実。
VERY CARDは最初からインターネット申込のみです。だからこそ、インターネットからの申込がやりやすいような設計となっています。ネットに慣れている層だけでなく、全ての層にとってVERY CARDはオススメできます。
電報コストを削減したい法人
個人よりも慶弔用の電報を送る機会が多いのが法人です。VERY CARDは個人と同じく法人用もお得な値段で提供しており、平均2,500円かかる電報を全国一律で1,040円から利用することが可能です。
これは約60%のコスト削減に繋がるということです。
個人だけでなく法人もVERY CARDを利用するメリットが高いということです。
まとめ:一度利用してみても損はない
人生で電報を送る機会は意外と多いものです。