【葬儀の手順】
「葬儀」と「告別式」は、どちらも故人を見送りお別れをするための儀式ですが、それぞれ意味が異なります。葬儀は、故人を葬るための宗教的な儀式であり、僧侶による読経や神主による祭祀など、宗教的な要素が中心となります。
これに対して、告別式は、生前親しくしていた友人や知人、会社関係者などが、故人と最後のお別れをする社会的な儀式です。宗教的な意味合いはなく、誰でも参列できるお別れの場となります。
葬儀の直後に引き続き告別式が執り行われることが多く、そのため案内状では「葬儀・告別式」と併せて記され、ひとまとめに「お葬式」と呼ばれることもあります。いずれにせよ、葬儀・告別式は、故人に感謝を伝え、最後のお別れをする大切な儀式です。
目次
葬儀・告別式の準備
葬儀・告別式を滞りなく行うためには、事前の準備が重要です。喪主や遺族は、限られた時間の中で参列者への連絡、祭壇や遺影の準備、読経を依頼する僧侶の手配、受付の準備など、さまざまな手配を進める必要があります。以下では、葬儀・告別式に向けた準備内容について、順を追って説明します。
参列者への案内
はじめに、葬儀・告別式に参列してもらいたい対象を決め、速やかに連絡をとります。訃報を受けた方が予定を調整できるよう、できるだけ早めに知らせることが大切です。亡くなった直後は日程や会場が未定であることもありますが、その場合でも親しい関係の方には、まず電話で訃報を伝え、日程等が決まり次第あらためて連絡する旨を伝えます。電話をかける際には、故人の氏名や続柄、死亡日時、葬儀の日程と場所(未定の場合はその旨)、喪主の氏名および連絡先などを整理してメモしておくと安心です。
連絡が遅れたり、情報が不明確なまま伝えられたりすると相手に失礼となることがあるため、落ち着いて正確に伝えるようにします。時間に余裕があれば、後日あらためて案内状を送付する場合もあります。
なお、葬儀の規模によっては親族のみで執り行う場合もあります。その場合は、会社関係者など広い範囲にまで知らせすぎないよう配慮し、誤解や混乱を避けるようにしましょう。
祭壇・遺影の準備
次に、祭壇と遺影写真の準備を行います。祭壇は、葬儀式場に故人を安置し、花や位牌、遺影などを飾る場所であり、宗教形式や葬儀の規模に応じて、葬儀社と相談しながら設営します。
遺影写真は、故人の人柄が偲ばれるような一枚を選ぶことが大切です。亡くなる1~5年前頃の元気だった時期の写真が適しており、ピントが合っていて正面を向き、穏やかな笑顔が写っているものが望ましいとされます。最近ではカラー写真が主流で、スナップ写真から故人のみを拡大・補正して遺影を作成することも可能です。写真の選定に迷う場合は、最も故人らしい表情の写真を、遺族で話し合って決めるとよいでしょう。葬儀社に依頼すれば、適切なサイズに引き伸ばし、黒い額縁やリボンを付けた遺影を用意してもらえます。
僧侶への読経依頼
葬儀を宗教形式で行う場合は、式を執り行う宗教者(僧侶、神官、牧師など)の手配が必要です。
仏式の場合は、故人またはご家族が菩提寺との付き合いがあるかを確認し、早めに住職へ葬儀日程を相談します。菩提寺がない場合は、葬儀社を通じて僧侶を紹介してもらうこともできます。僧侶には、通夜・葬儀・告別式・火葬まで、一連のお勤め(読経や戒名授与など)を依頼するため、日程や場所の詳細を正確に伝えて予定を調整します。また、僧侶に来ていただく際には、お布施やお車代などのお礼も必要となるため、事前に準備しておきます(お布施については後述します)。
神式の場合は神社や神職者、キリスト教式では教会や司祭・神父への依頼となりますが、いずれも早めの連絡と打ち合わせが欠かせません。
葬儀の規模によっては、式次第(進行内容)を事前に決める必要があるため、僧侶や葬儀社の担当者とともに、読経の有無や儀式の流れを確認しておくと安心です。
受付準備と必要な持ち物
葬儀当日の受付の準備も重要なポイントです。会場入口付近には受付を設け、芳名帳(記帳簿)や香典を受け取るための香典受け台、香典返し(会葬御礼)の品などを用意します。受付係は、親族や世話役の知人に依頼します。葬儀当日スムーズに対応してもらえるよう、事前にお願いしておきましょう。
香典返しには、お礼状とともに、茶やタオルなど実用品を組み合わせた返礼品を参列者に一人ずつ手渡します。式の前日までに必要数を用意し、受付に配置します。
一方、参列者として当日に持参すべき物も確認が必要です。香典は、不祝儀用の白黒または双銀の水引がついた香典袋に包み、中に現金を入れて袱紗に包んで持参します。また、仏式の葬儀に参列する場合は数珠(念珠)を持つのが習わしです。数珠は、落ち着いた色調の弔事用のものを用意します。そのほか、ハンカチや黒い袱紗、必要に応じて靴を入れる袋などもあると便利です。携帯電話をマナーモードに設定することも忘れずに確認しておきましょう。
葬儀・告別式 当日の流れ
葬儀・告別式当日は、厳かな雰囲気の中で式が進行していきます。一般的な仏式葬儀を例に、その当日の流れを順を追って説明します。
喪主や遺族は早めに会場へ入り、最終準備を済ませます。参列者は開式時刻の20~30分前までに到着し、受付を済ませましょう。それでは、典型的な葬儀・告別式の式次第を見ていきます。
- 開式・導師入場
定刻になると式場内に開式が告げられ、読経を行う僧侶(導師)が祭壇前に進みます。司会者が開式の辞を述べ、参列者は全員起立して一礼するか、黙祷を捧げます。僧侶が着座すると、参列者も着席し、式が始まります。仏式では、まず僧侶による読経が行われます。宗派によっては開式のお祈りや聖歌・讃美歌斉唱から始まる場合もあります。 - 読経・読経中の儀式
僧侶が経文を唱え、故人の冥福を祈ります。読経中には、遺族代表が焼香や献花を行う場面があります。仏式では焼香、神式では玉串奉奠(榊の枝を捧げる儀式)、キリスト教式では献花と、それぞれの宗教形式によって儀礼が異なります。この間、参列者は静かに合掌したり黙祷をしながら僧侶の読経に耳を傾けます。心を込めて故人とのお別れの時間を過ごしましょう。 - 弔辞拝受
故人と縁の深かった方から弔辞(お別れの言葉)が述べられます。弔辞をお願いする相手は、生前の故人の人間関係に応じて遺族が選定し、会社関係者や友人代表など1~2名が選ばれることが一般的です。
弔辞を述べる方は祭壇に向かって進み出て、故人へお別れの言葉を述べます。その内容は、故人との思い出や功績、生前お世話になった感謝などが中心となり、厳粛な中にも故人を偲ぶ温かい言葉が捧げられます。参列者は静かに耳を傾け、故人との思い出に思いを馳せましょう。 - 弔電披露
遠方の方や都合により参列できなかった方からの弔電が届いている場合、ここで司会者が代読します。弔電には故人との関係や想いが綴られており、代表的なものがいくつか紹介されます。肩書きや故人との関係性を考慮し、順番に読み上げられます。弔電を聞く際、遺族は静かに頭を下げて拝聴し、参列者も故人への追悼の気持ちを新たにします。 - 参列者の焼香
僧侶の読経が再開される中、焼香(献花)の時間となります。まず喪主・遺族が祭壇前へ進み、一礼して焼香を行います。その後、一般の参列者も順番に席を立ち、焼香台へ進みます。焼香の作法は宗派によって異なりますが、一般的には抹香を一回から三回つまみ、香炉にくべて合掌・拝礼します。焼香の順番が来たら、前の人にならって行えば問題ありません。
キリスト教式では焼香の代わりに献花が行われ、参列者は白い菊などの花を一輪供えて祈りを捧げます。神式では玉串奉奠として榊を捧げ、二礼二拍手一礼の作法で拝礼します。神式の拍手は音を立てない忍び手で行うよう注意しましょう。
全員の焼香・献花が終わると、僧侶の読経も閉じられます。 - 閉式・出棺
司会者または葬儀担当者が閉式を告げ、葬儀・告別式が終了します。喪主や遺族代表が参列者に向けて、「本日はご多用の中、ご会葬いただき誠にありがとうございました」などの感謝の言葉を述べ、式を締めくくることもあります。
閉式後は、出棺の儀へと移ります。棺に故人との最後のお別れとして花や手紙を納める納棺の儀を行ったのち、蓋が閉じられます。葬儀社スタッフが補助しながら遺族・親族が棺を霊柩車まで運び、故人を火葬場へと送り出します。
一般参列者は、霊柩車が出発するまで見送り、一礼して最後のお別れをします。火葬には通常遺族が同行し、お骨上げ(収骨)まで行い、一連の葬送が完了します。
お布施の包み方
葬儀でお世話になる僧侶には、謝礼としてお布施を渡します。ただし、お布施には通常の香典や御礼とは異なる独自のマナーがあります。ここでは、お布施を包む際の基本的なポイントを説明します。
封筒・袋の種類
お布施を包む際は、結婚式用のご祝儀袋のように装飾の多いものや、郵便番号枠の付いた封筒は使用しません。正式には奉書紙という和紙で包みますが、白無地の封筒で問題ありません。水引(黒白の結び切りなど)は付けないのが基本です。
市販の「御布施袋」と記された封筒も使用可能ですが、印刷や装飾のない、シンプルなものを選びましょう。
表書きの書き方
封筒の上部には、「お布施」または「御布施」と毛筆や筆ペンで記入します。仏式では、これが一般的な表書きとされています。下部には、喪主(施主)の氏名をフルネームで書き添えます。寺院によって細かな指定がある場合もありますが、通常は「お布施」または「御布施」と記せば問題ありません。
なお、葬儀が仏教以外の宗教で行われる場合は表書きも異なります。たとえば、神式では「御祭祀料」や「御玉串料」、キリスト教のプロテスタントでは「御花料」、カトリックでは「御ミサ料」などを用います。宗教や宗派が不明な場合は、事前に葬儀社に確認しておくと安心です。
金額の目安
お布施の金額には明確な決まりがなく、菩提寺などに確認しても「お気持ちで」と案内されることが多いようです。実際の金額は、寺院ごとの慣例や故人との関係性によって異なりますが、葬儀全体でのお布施の全国平均はおよそ26万円前後といわれています。これは通夜から葬儀・火葬まで一連のお勤めをお願いした場合の例であり、都市部と地方でも差があります。地域によっては、戒名料を含めて50万円以上包む場合もあれば、家族葬など簡素な形式で5万〜10万円程度に抑えるケースも見られます。
地域や菩提寺の慣習、ご自身の経済状況に応じて、無理のない金額を包むことが大切です。判断に迷う場合は、親族や葬儀社に相談してみるのも一つの方法です。
お札の入れ方
お布施袋に現金を入れる際の作法も確認しておきましょう。まず、新札を用意するのが望ましいとされています。香典では「不幸を予期していたようで良くない」として新札を避けるのが通例ですが、お布施は前もって準備する謝礼であり、僧侶への敬意として新札を用いて差し支えありません。新札が用意できない場合は、折り目の少ないきれいなお札でも問題ありません。
お札を封筒に入れる際は、肖像の向きに注意します。封筒の表面(表書きのある側)から見て、お札の肖像が上側にくるように入れるのが基本です。これは慶事と同じ向きですが、お布施はあくまで僧侶に渡すものであるため、香典のように逆向きに入れる必要はありません。複数枚のお札を入れる際は、向きを揃えて重ねましょう。
渡すタイミング
お布施を渡すタイミングに明確な決まりはありませんが、葬儀の開始前のご挨拶時か終了後にお渡しするのが一般的です。僧侶が到着された際、開式前に控室へ挨拶に伺う流れの中で手渡すことが多く、また、葬儀後に御斎(精進落とし)にお招きできない場合は、終了後にお礼を伝えてお布施を渡すこともあります。
なお、僧侶によっては葬儀後すぐに退出されることもあるため、渡す機会を逃さないよう、あらかじめ確認しておくと安心です。寺院側からタイミングの指定がない場合でも、「いつお渡しすればよいでしょうか」とこちらから尋ねることに問題はありません。
お布施の渡し方
僧侶へお布施を手渡しする際には、所作にも気を配ることが大切です。丁寧に包んだお布施も、渡し方を誤ると失礼にあたることがあります。以下に、葬儀当日にお布施を渡す際の主なポイントをまとめます。
直接手渡ししない
お布施を僧侶に渡す際、封筒をそのまま手渡しするのはマナー違反とされています。切手盆と呼ばれる小さなお盆に載せて差し出すのが正式な方法です。切手盆が準備できない場合は、袱紗に包んだ状態で代用します。
具体的には、袱紗に包んだお布施を僧侶の前で袱紗ごと差し出し、一度テーブルなどに置いた上で袱紗を開きます。封筒を袱紗の上にのせたら、相手から表書きが読めるように静かに向きを変え、両手で丁寧に差し出します。この一連の所作を行うことで、相手への敬意が伝わります。
渡す際の挨拶
お布施は感謝の気持ちをかたちにしたものです。お渡しの際には、必ず一言お礼の言葉を添えましょう。緊張していると、封筒を渡すことに気を取られて挨拶を忘れがちですが、言葉を添えることで丁寧な印象になります。たとえば、「本日は○○の葬儀でお勤めいただき、ありがとうございます。心ばかりのお礼でございますが、どうぞお受け取りください」といった言葉を添えるとよいでしょう。遠方から来られた場合は「ご足労いただき…」など、ねぎらいの言葉を加えると、より丁寧な印象になります。
また、声の大きさや表情、姿勢にも気を配り、深く頭を下げてお渡しする所作も大切です。
複数のお礼を渡す場合
場合によっては、お布施のほかに「お車代」(僧侶の交通費)や「御膳料」(会食を辞退された際のお食事代)を別封筒に包んで用意することもあります。これらが複数ある場合には、渡すタイミングをそろえ、まとめて一緒にお渡しします。
切手盆や袱紗の上に、お布施と各封筒を重ねて載せ、「こちら、お布施とお車代でございます」と一言添えて差し出すと丁寧です。渡し忘れを防ぐためにも、当日持参するお礼の封筒類は事前にまとめて準備しておきましょう。
以上がお布施の包み方と渡し方の基本です。あらかじめマナーを把握しておけば、当日落ち着いて僧侶への感謝の気持ちを伝えることができます。
注意点・マナー
最後に、葬儀・告別式に参列する際の一般的なマナーと注意点について確認しておきましょう。特に服装や言葉遣い、そして宗教による作法の違いを理解しておくと安心です。
服装のマナー
葬儀に参列する際には、平服ではなく喪服(礼服)を着用するのが基本です。喪服には格式があり、喪主や近親者は「正喪服」と呼ばれる最も格式の高い服装を選ぶのが本来の形とされています。男性であればモーニングコートや紋付袴、女性であれば黒無地の和装(着物)などが該当します。ただし、近年は遺族であっても洋装のブラックスーツやフォーマルウェアを着用することが一般的になっています。
一般の参列者(友人・知人・会社関係など)は、「準喪服」または「略喪服」とされる服装を着用します。男性は光沢のない黒のスーツに白いシャツ、黒のネクタイを合わせ、靴下・靴・ベルトなどの小物類も黒で統一します。ネクタイピンなど光る装飾品は避けましょう。女性は黒無地のワンピースやスーツ、アンサンブルなど、肌の露出を抑えたフォーマルな服装を選びます。スカート丈は長めにし、黒のストッキングを着用します。装飾品は結婚指輪以外は基本的に外し、つける場合でも一連の真珠のネックレスなど控えめなものにとどめます。派手なメイクや香水は控え、髪型や髪色も落ち着いた印象に整えておくことが望ましいです。
喪主や遺族よりも目立つ服装や、過度なおしゃれは避け、故人を偲ぶ場にふさわしい身だしなみを心がけましょう。
言葉遣いの注意
葬儀の場では、日常的に使っている言葉の中にも、場にふさわしくないとされる表現があります。こうした言葉は「忌み言葉」と呼ばれ、不幸や死を連想させたり、繰り返しを意味することから、弔事では避けるのがマナーとされています。
たとえば「重ね重ね」や「ますます」といった言葉は、「不幸が重なる」ことを連想させるため使用を控えます。同様に、「再び」や「再三」など、再度を意味する表現も避けるようにします。数字の「四(し)」や「九(く)」も「死」や「苦」を想起させる忌み数とされ、スピーチや供物の数などでは意識的に用いないようにします。また、「死ぬ」「死亡」など直接的な表現は、遺族の心情に配慮し、「ご逝去」や「お亡くなりになる」といった婉曲的な言い回しに言い換えるのが一般的です。さらに、「消える」「浮かばれない」「成仏できない」といった否定的な印象を与える言葉も避けるようにします。
その代わりとして、前向きな言葉や、シンプルで落ち着いたお悔やみの表現が適しています。たとえば、お別れの場面では「最後のお別れ」ではなく「お見送り」と言い換えたり、不幸を伝える際には「このたびはご愁傷様でございます」といった決まり文句を用いると、丁寧な印象になります。
こうした忌み言葉をうっかり使ってしまわないよう、あらかじめ意識しておくと安心です。
宗教・宗派への配慮
日本では仏教式の葬儀が一般的ですが、故人やご遺族の信仰によっては、神道やキリスト教の形式、または無宗教のお別れの会など、異なる宗教・宗派で執り行われることがあります。参列する際は、それぞれの作法や考え方の違いに配慮することが大切です。
たとえば仏式では、数珠を持参して焼香を行いますが、キリスト教式の葬儀では数珠は必要ありません。キリスト教では香典にあたる「御花料」を用意し、式の中では聖職者の祈りに合わせて起立・着席をし、讃美歌・聖歌を歌ったり黙祷を行ったりします。ご遺族へのお悔やみの言葉も控えめにし、式後に静かに挨拶をする程度が望ましいとされています。
神式の葬儀では、玉串奉奠という榊を捧げる儀礼が行われます。参列者も順に玉串を奉り、二礼二拍手一礼の作法で拝礼します。なお、拍手は音を立てずに行う「忍び手」が用いられます。また、香典袋の表書きも仏式とは異なり、「御玉串料」や「御霊前」と記すのが通例です。
このように、宗教によって式の流れやマナーは大きく異なります。案内状や事前の連絡を通じて宗教形式を確認し、不明な場合は葬儀社や関係者に尋ねておくとよいでしょう。知らずに数珠を持参しなかったり、異なる作法をしてしまったりすることのないよう、基本的なマナーを事前に把握しておくことが安心につながります。
まとめ
ここまで、一般的な葬儀・告別式の概要、準備の進め方、当日の流れ、お布施に関するマナー、そして参列時の注意点についてご紹介しました。
初めて喪主を務める方や参列する方にとって、葬儀は不安なことも多いかもしれませんが、要点を押さえておけば、落ち着いて故人を見送ることができます。大切なのは、故人への敬意と、遺族や参列者への思いやりの気持ちです。形式も大切ですが、心を込めてお別れする姿勢があれば、その想いはきっと故人にも届くことでしょう。本記事が皆様のお見送りの一助となれば幸いです。
【葬儀の手順】