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現代住宅に調和するおしゃれ仏壇が人気!仏壇の最新トレンド

アイキャッチ

「仏壇は置きたいけれど、和室がない」「黒くて大きい仏壇はインテリアに合わない」──こうした声を背景にモダン仏壇が急速に広がっています。

20〜59歳を対象にしたアスカネットによる「仏壇に関する調査」[1]では自宅に仏壇がない人が71.2%に達し、「スペース不足」「インテリアに合わない」が理由の上位でした。在宅勤務が定着し、リビングやダイニングがワークスペース化したことで、仏壇を置く場所をつくるのがさらに難しくなっています。

国土交通省の「テレワーク実態調査[2]でも約28%がリビング・ダイニングで仕事をしていると回答しており、時代の背景も仏壇離れを後押ししたことがわかります。

それでも「故人を偲ぶ場所はもちたい」という気持ちは根強く、小型タイプや白木調、写真立て型など、現代の住宅に調和する多様なデザインの仏壇が登場しています。

本稿では最新データや人気商品をもとに、現代の住まいに自然に溶け込む供養スペースの作り方をご紹介します。

仏壇離れとモダン仏壇ブームの背景

仏壇

かつて和室に据えられていた重厚な仏壇は、今や暮らしに合わない存在になりつつあります。仏間のない住宅や共働き家庭の増加とともに、供養のスタイルも変化しています。

仏壇を持たない世帯が7割の時代

ポストコロナで在宅勤務やリモート学習が日常化し、リビングの一角をワークスペースとして使う家庭が増加しました。国交省の「令和5年度 テレワーク人口実態調査」によれば、専用個室を持たずリビング・ダイニングで働く人が28%に上ります。

こうした背景もあり、リビングに大型の仏壇を置くスペースはより確保しにくくなっています。アスカネットによる調査結果でも、20〜50代の71.2%が「仏壇がない」と回答しています。

ポイント
・核家族化と住宅の洋風化が進み、「仏間」が設けられない住まいが増加。
・仏壇よりもワークスペースの確保が優先される傾向にあります。

“形より気持ち”を大切にする若い世代

仏壇を持たない家庭でも、写真に手を合わせたりLEDキャンドルを灯したりする手元供養を実践するケースは年々増えています。
アイキャッチ 手元供養のアイデア徹底解説|自宅で偲ぶ新しい供養スタイル

とりわけ子育て中の30〜40代は「スペースが限られる」「子どもが触れて倒す心配がある」という理由から、安全で小型な祈りの場を求める傾向があります。最近では白木やガラスを使ったスタイリッシュなものや、家具と一体化したコンパクトなデザインのものが登場し、「仏壇=黒檀・金箔」のイメージは大きく変わりました。

ほかにも、オンラインで法要をライブ配信したり、スマホに供養記録を残せるアプリを利用したりする家庭も登場し、デジタルとリアルを掛け合わせた祈りが浸透しつつあります。

こうした「形式に縛られず気持ちを大切にする」流れは、まさにモダン仏壇市場を押し上げる原動力となっています。

ポイント
・「必要なのは祈りの場であって、金箔・黒檀でなくてもよい」という若い世代の価値観が、モダン仏壇という選択肢を後押ししています。

メーカーの販売動向にみる“家具化”の加速

老舗メーカー「お仏壇のはせがわ」の2023年度実績[3]によると、販売仏壇の86%がモダンデザイン、さらにその65%が高さ50cm以下の小型サイズでした。

また、「お仏壇のはせがわ」は国内家具メーカー・カリモク家具と共同開発し、ウォールナットやオーク材を使用した「SOLID BOARD」シリーズなども展開。インテリアに調和する佇まいが好評です。

その他のメーカーからも、リビングの空間に合わせて自由に配置できるコンパクトな仏壇が続々と登場しています。

引き出し収納付きのミニ仏壇や、天板や扉に無垢材を使用した上質なモデル、飾るスペースに応じて横幅や奥行きを調整できる設計のものなど、デザインや素材にもこだわった製品が増えています。価格帯も1万円台の手頃なものから、国産素材を活かした10万円超の高級モデルまで幅広く販売されています。

住まいに寄り添う仏壇

在宅ワークが定着した今、リビングやダイニングは仕事・学習・団らんの全てを担うマルチスペースとなり、かつて大型仏壇が占めていた余白は姿を消しました。

結果として20〜50代の約7割が従来型の仏壇を持たず、写真立てやLEDキャンドルで小さな祈りのコーナーを設ける──そんなミニマルな手元供養が当たり前になっています。

限られた住空間で家族の時間を共有しながら、そっと故人を思う――そんな新しい供養のかたちが、今まさにリビングの一角で育ち始めているのです。

デザインと機能で進化するモダン仏壇

仏壇

黒塗りや金箔で荘厳さを競った従来型とは対照的に、現代のモダン仏壇は「家具としての調和」を最優先に設計されています。ウォールナットやオーク、白木など、リビング家具でおなじみの素材を採用することで、扉を閉じるとキャビネットやサイドボードと見分けがつかないほどミニマルな外観へと進化しました。

ここではデザイン面と機能面の両側面から、その変化を詳しく見ていきましょう。

家具調デザインの浸透

ソファやテレビボードと同じ木種・色調でそろえられる仏壇が増えたことで、「仏壇だけが部屋で浮く」という違和感は過去のものになりつつあります。ショールームでは北欧テイストのリビングセットの一角に仏壇を据え、あえて“隠さない配置”を提案する事例も増えました。

仏壇を購入するというより「新しい家具を迎える」という感覚が若い世代に受け入れられています。

省スペース・高機能化

人気の上置きタイプは、幅・高さいずれも50センチ前後と非常にコンパクトです。引き出しスライド棚が付いているものが多く、位牌や線香を出し入れしやすく設計されています。

床面積ゼロで設置できる壁掛け型も登場し、ワンルームや持ち家のマンションなど、省スペースで自由にレイアウトしたい方に喜ばれています。

また、LED付きの仏壇も増えています昼白色と暖色を切り替えられるものもあり、手を合わせる時間帯や季節に合わせて雰囲気を整えられます。

宗派フリーで広がる自由度

位牌を置かず掛軸だけを飾る浄土真宗向けのレイアウトや、十字架やマリア像を一緒に置ける洋風モデルなど、宗派を問わず使える設計の仏壇が増えました。

基本的な祀り方を守りながらも、写真・アート・アロマなど好みの小物でカスタマイズできる点が若い世代に支持されています。

モダン仏壇は「和室の専有物」から「リビングのインテリア」へシフトし、省スペース・多機能・宗派フリーという三つの軸で進化を遂げました。家具としての佇まいを保ちながら祈りの本質を損なわない――それが現代の仏壇選びの新基準になっています。

人気モダン仏壇&手元供養アイテムの例

フォトフレーム

「いろいろな商品を比較して決めたい」という声に応え、ネット通販やショールームでは幅広いデザイン・機能性の商品が販売されています。

ここでは特に人気の高いコンパクト仏壇、オープン仏壇、手元供養型、壁掛け仏壇の4つのタイプを取り上げ、具体的な使用感を紹介します。

コンパクト仏壇

桐やタモを使った明るい木目のミニ仏壇は、圧迫感がなく洋室でも自然に溶け込みます。

人気モデルでは、内部にLED小物用の引き出しを備え、価格は1万円台半ばから。初めて仏壇を迎える若い夫婦が「ちょうどいいサイズ感」と評する声が多く寄せられています。

扉のないオープン仏壇

オープン型は、ステージに位牌とキャンドルを置くだけのシンプル構造。扉がないため子どもが開閉で遊ぶ心配がなく、掃除も楽です。

幅30センチほどのコンパクトなデザイン、価格1万円弱という手軽さから、写真立て感覚で購入する人が増えています。

ミニ骨壺を収納できる手元供養タイプ

手元供養をしたい方向けのアイテムで、ミニ骨壺を収納できるのが特徴。最小限のスペースで、祈りとメモリアルを両立させられます。

LEDキャンドルを添えて、温かな雰囲気を演出するのもおすすめです。

場所をとらない壁掛け仏壇

厚さ数センチの木製フレームに、位牌や写真を納められる壁掛けタイプ。目線の高さに設置できる点が魅力です。

ワンルームでも場所を取らずに設置できることから注目されており、付属のアンカーを使えば石膏ボードにも取り付けられます。

ネット通販の普及により、仏壇は「店舗で吟味」から「レビューで比較」へ購買行動が変化しました。

コンパクト仏壇から壁掛けタイプまで、多彩な選択肢の中から住まいと予算に合った一点を選び、リビングの一角に“自分たちらしい祈りの場”を整える家庭が確実に増えています。

※商品価格・在庫は 2025 年 7月現在のものです。購入時は最新情報をご確認ください。

宗派別|モダン仏壇の配置例

浄土真宗

家具調仏壇を取り入れても、宗派ごとの基本作法を押さえれば安心して手を合わせられます。ここでは代表的な宗派別に、モダン仏壇で取り入れやすい配置の方法を紹介します。

また、こちらの記事では、仏壇を置く方角や宗派ごとの飾り方を解説しています。基本知識を押さえたい方は参考にしてください。
お仏壇の疑問を全て解決 お仏壇の疑問を全て解決!購入・お参りから移動・処分まで

浄土真宗──掛軸を生かしたシンプル配置

浄土真宗では位牌を置かず阿弥陀如来の掛軸を中央に安置します。モダン仏壇なら最上段を掛軸専用スペースにし、余白に家族写真や小さな花を飾るとバランス良く収まります。

禅宗──像と位牌をコンパクトに

禅宗では釈迦如来像と位牌をセットで祀ります。小型仏壇でも可動棚を調整すれば像と位牌を同じ高さに据えられ、扉裏に経本を収納するポケット付きモデルも実用的です。

日蓮宗──曼荼羅をライトで演出

日蓮宗では、本尊として曼荼羅の掛軸を中央に安置するのが一般的です。モダン仏壇では、掛軸を背面にすっきりと立てかけたり、専用の掛軸台を用いることで安定して配置できます。

さらに背後から暖色系のLEDライトで柔らかく照らすと、サイズを抑えながらも荘厳な雰囲気を演出でき、空間にしっかりとした存在感をもたせられます。

無宗教──写真とアロマで自由に祈る

無宗教の場合は位牌を置かず、写真・花・アロマディフューザーなど自由な組み合わせで追悼空間を設計できます。アートパネルや推し色の小物を添えるなど、個性を反映しやすいのが特徴です。

故人の人柄や趣味を感じさせる写真や思い出の品をそっと添えることで、温もりある空間をつくることができます。

宗派を生かす祈りのデザイン

仏壇は「宗派に合わせて選ぶもの」から、宗派の教えを生かしつつ「自分らしくデザインするもの」へと考え方が変化してきました。

基本的な作法を大切にしながらも、照明や配置、小物などを上手に使用し、リビングに自然に溶け込む祈りの空間をつくる──それが今の新しい供養スタイルとして広がり始めています。

ポイント
・基本を大切にしながらも、インテリアに合う小物で自分らしさを取り入れられます。
・LEDローソクを使うと、子どもやペットのいる家庭でも安心です。

まとめ

線香とおりん

仏間がなくても祈りの場は作れます。仏壇を持たない家庭が7割を超える一方で、故人を身近に感じたいという思いは、今も変わらず多くの人の中にあります。

家具調のモダン仏壇や手元供養ステーションは、そんな気持ちに寄り添う“祈りの家具”。洋室のリビングにさりげなく置けるミニ仏壇をはじめ、壁に掛けられる薄型タイプや、引き出し収納やスライド棚を備えた多機能タイプなど、選択肢は年々広がっています。

形式より心を大切に──あなたの暮らしに合った祈りのコーナーを整え、日常の中でそっと手を合わせてみてください。

出典

  1. アスカネット「仏壇に関する調査」(2024/9/20)↩︎
  2. 国土交通省「令和5年度 テレワーク人口実態調査」↩︎
  3. PR TIMES「お仏壇のはせがわ:モダン仏壇構成比86%」↩︎

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