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家族葬のメリット、費用を抑えるコツ。相場は?香典と辞退についてまで

家族葬のメリット 費用を抑えるコツ

この記事では、家族葬のメリット、家族葬の相場、香典の辞退のやり方についてお伝えしていきます。

※記事の後半では「家族葬で費用を抑えるコツ」について詳しく解説しています。

いますぐ「家族葬で費用を抑えるコツ」をみる
(この記事の下に移動します。)

では、さっそく見ていきましょう。

こんな人にオススメ!
家族葬のメリット

家族葬のメリット

家族葬は、次のような方にオススメです。

  • 葬儀の手順を省かずに行いたいが、できるだけ費用は抑えたい方
  • できれば家族のみで行いたいが、遠方から参列してもらうのは気が引ける方

あなたはこのいずれかに当てはまりますか?

費用は抑えたいが、葬儀の手順は省かずに行いたい方

家族葬は、通常のお葬式よりも小規模の葬儀です。

そのため葬儀費用を安く抑えることが出来ます。

一般的な葬儀自体の費用は平均122万円程度かかると言われていますが、

それを家族葬にすると3分の1程度に抑えられます。

※注意すべきは、これは「葬儀自体の費用」であるということ。

  • お坊さんのお布施など寺院費用
  • 通夜振る舞いや精進落としの飲食接待費
などは含まない場合が多いのでご注意ください。

そして家族葬では、安くはしたいが「火葬場に搬送して焼いて終わり」という直葬に抵抗がある人にオススメです。

周囲の理解を得ながら費用を抑えるために、仏教式葬儀の手順を守って葬儀を行いたいという希望を叶えることが出来るからです。

MEMO
参考までにイオンでは2018年11月現在、家族葬(50名程度)が496,800円です。
※これには火葬場使用料、返礼品・飲食・お布施は含まれていません。

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家族のみで行いたい、遠方から参列してもらうのは気が引ける方

最近では故人本人も家族だけでしめやかにという希望を持つ人が増えてきています。

自分の葬儀で家族や弔問する人達に負担をかけたくないという考えの人も増えてきています。

そのため家族葬は、身内で静かに送りたいという方にオススメです。

家族葬はそういった故人・遺族の希望を叶える葬儀の形と言えそうです。

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家族葬の相場は?

家族葬の相場

さてここからは、家族葬の相場をみていきます。

まずは、一般的な葬儀での価格相場からです。

一般的な葬儀の価格はいくら?

臨終から通夜・告別式までのお葬式全体にかかる費用は、平成25年度の調査で約189万円となっています。

葬儀費用の内訳

このお葬式の価格の内訳は大きく分けて、次の3つです。

  • 葬儀そのものにかかる費用
  • 飲食接待費
  • 寺院費用

葬儀社に支払う金額は「葬儀そのものの費用」です。

これは全国平均額で122万円程度と言われています。(日本消費者協会「第10回葬儀についてのアンケート調査」)

※注:この金額はそれぞれの項目の平均額です。そのため合計しても全体でかかる費用の平均額とは一致しません。

なお、葬儀社に紹介される「家族葬の価格」というのは、葬儀の本体費用を指しています。

したがって、

  • 通夜振る舞い、精進落としなどの飲食接待費
  • 返礼品など諸費用
  • 僧侶に読経を依頼する場合はお布施などの寺院費用
などが別途かかるので注意が必要です。

葬儀費用については詳しくは次の記事をご参照ください。

私の葬儀費用 高すぎ 私の葬儀費用高すぎ?費用を抑えるための工夫。お葬式でかかる費用を徹底解剖!

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家族葬の相場

「葬儀そのものにかかる費用」は葬儀社の価格設定によって変わってきます。

そして実際の葬儀の規模によるところが大きいです。

家族葬の費用の幅は40万円〜100万円程度です。

現在多くの葬儀社でも家族葬を取り扱っていますが、中でも値段が明示されており、安さが分かり易いのが葬儀紹介業を行っているサービスです。

葬儀本体費用は40万〜60万円

ここでは葬儀仲介業を行っている、次の大手三社を比較してみます。

  • 小さな家族葬
  • イオンの家族葬
  • よりそうお葬式 家族葬(旧シンプルな家族葬)

これらの会社は全国の葬儀社と提携しています。

統一価格でサービスを受けることができます。

サービス 小さな家族葬 イオンの家族葬 よりそうお葬式 家族葬(旧シンプルな家族葬)
価格(税込) 493,000円 496,800円 398,000円 418,000円 438,000円
想定人数 斎場による 50名まで 10~20名 30名
寝台車 最長50km  最長50km 最長50km
ドライアイス 最長4日分 最長5日分 最長4日分
枕飾り一式
安置料金 最長4日分 最長5日分  最長4日分
仏衣一式
棺用布団
役所手続き代行
葬儀場利用料 100,000円まで 50,000円まで 50,000円まで
祭壇 生花祭壇 花祭壇
白木祭壇
生花祭壇
遺影写真
受付セット
司会スタッフ
運営スタッフ
式中初七日
白木位牌
火葬料金 公営火葬場の市民料金 15,000円まで
骨壷・骨箱
自宅飾り一式
会葬礼状 30枚 50枚 30枚
Webサイト プラン詳細 プラン詳細 プラン詳細

これら三社の家族葬にかかる費用の相場は40万〜60万円です。

また、葬儀本体の費用についてありがちな追加料金も、これらのサービスはプラン内に必要なものは揃っています。

プランの範囲内であれば葬儀本体の費用について追加料金が発生することはありません。

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飲食接待費は、「(飲食費用+返礼品代)×予想参列者数」

葬儀本体の費用に加え、お葬式にかかる費用の一つが飲食接待費です。

通夜や告別式の後に会食をすることが一般的です。

通夜ぶるまいや精進落としは一食あたり2,000円~6,000円のものまで、料理のグレードにより様々です。

また参列者に対する弔問のお礼として会葬返礼品を渡す必要があります。

これらはハンカチや塩などで500円〜1,000円のものです。

これらの飲食費用と返礼品費用を予想参列者数分用意する必要があり、その分だけ費用がかかります。

家族葬の場合、基本的にはごく親しい家族・親戚以外の弔問はお断りするので、これらの費用を抑えることができるでしょう。

寺院費用はお寺を紹介してくれることも

最後は寺院費用です。

これは通夜・告別式で読経してくれる僧侶に渡すお布施お車代御膳料などです。

お布施は金額を聞いても「お気持ちで結構です」と言われることが多く、最も悩ましい葬儀の出費の一つでもあります。

お布施の金額は通夜・告別式の読経に加えて、基本的には戒名のランクごとに金額が変わります。

一般的な「信士・信女」のいわゆる普通戒名の場合は20~30万円程度かかることが多いようです。

先に挙げた三社では、菩提寺を持たない人向けに寺院の紹介・僧侶の派遣サービスも行っています。

菩提寺がある場合は菩提寺の許可を得なければ納骨を断られる可能性があります。

サービス 小さな家族葬 イオンの家族葬 よりそうお葬式 家族葬
(旧シンプルな家族葬)
寺院費用(税込) 160,000円 150,000円 160,000円
通夜式読経
葬儀読経
初七日法要
炉前読経
普通戒名授与
Webサイト プラン詳細 プラン詳細 プラン詳細

僧侶派遣に関しては各宗派対応、入檀不要、お車代・御膳料込みという部分も共通しているようです。

また、四十九日法要や年忌法要の派遣も行っています。

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家族葬の香典

kazokusou-kouden

家族葬では香典に注意

家族葬はごく親しい人のみで行う葬儀です。

したがって、参列者数は一般の葬儀に比べて少なくなる事がほとんどです。

参列者数を絞ることで様々なコストを抑えることができますが、参列者数が減る=香典による補填額も減るということは見落としがちです。

費用を抑えるために家族葬にしたにもかかわらず、香典による補填額が減り、逆に負担が増えてしまったという事例もあります。

そのため家族葬を執り行う上で、香典をどのように扱うかは非常に重要です。

家族葬では香典を辞退するかどうかを決めておく

一般の弔問者は基本的には辞退します

家族葬は身内のみで行う葬儀です。

そのため基本的に身内以外の人に対しては弔問だけでなく、香典・供花・供物もお断りすることがほとんどです。

喪主側で家族葬を行う場合はこれらを辞退することを明確に伝えるべきです。

訃報を知らせずに葬儀を終えてから事後報告の形で知らせなかったお詫びと葬儀を済ませた報告を行うこともできます。

参列者側は、家族葬である旨がある場合は通夜・葬儀当日、後日ともに弔問しないのがマナーです。

葬儀に参列しない場合、香典を郵送することがあります。

香典を送ると返礼品の用意が必要になるので、逆に手間を取らせてしまうことになるからです。

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身内の香典を辞退するかどうかは「人数」を見て決めましょう

参列する人の香典を辞退するかどうかは、家族葬の規模=「参列する人数」によって決めましょう。

例えば、本当に少人数で行う場合は返礼品を用意する手間が増えることも考えると辞退した方が良いかもしれません。

逆に結果的に参列者数が多い家族葬になる場合は、人数プランや飲食接待費などが増える場合があるので、参列者の香典を受け取らないと負担が大きくなる場合もあるのです。

香典の入れ方・渡し方 【2024年版】知っておきたい!香典の金額(相場)・入れ方・渡し方・香典袋の書き方・包み方

家族葬で費用を抑えるコツ

家族葬で費用を抑えるコツ

家族葬で費用を安くするには「親しい人だけに人数を絞る」

「家族葬は安い」と思われがちですが、葬儀の手順自体を大幅に省略する直葬と比べて、基本的には参列者の人数を減らすのみです。

そのため思ったより安くないというのが実情です。

例えば、仏式ではなく無宗教式に切り替えるだけで寺院費用はかなり削減できます。

しかし、家族葬を選ぶ人は多くの場合「葬儀自体はしっかり行ってあげたい」という思いを持っている人が多いものです。

仏式にこだわらない人であれば、火葬のみの直葬でも良いわけです。

家族葬を行う場合は人数を絞って、本当に親しい人のみで行うことが理想的です。

親しい間柄であれば色々と融通がききますし、人数が少ない分だけ飲食接待費も減らすことができます。

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訃報を知らせる人を絞る

参列者を親しい人だけに絞る場合は、訃報を知らせずに、後日報告の形でお詫びと葬儀を執り行ったことを伝えるという方法があります。

訃報を伝える場合は

「葬儀は家族のみで執り行わせていただきます」

など、弔問をお断りする文言を記載します。

それでも訃報を受けると弔問に訪れる人もおり、少ない人数で済ませるつもりが結果的には人数が増えて追加の出費が発生する場合があるのです。

このような予期せぬ弔問を防ぐために、あえて訃報を知らせずに事後報告の形で報告します。

もちろん人のよっては

「なんで知らせてくれなかったんだ」

と苦言を呈されることもあります。

訃報をすぐに知らせなかったお詫びとともに、故人本人の希望や遺族の希望であることを丁寧に伝えて理解してもらうことが重要です。

訃報の例文に関してはこちらをご参照ください。

死亡通知書の書き方、郵便ポスト 訃報を知らせる時や家族葬の事後報告に 死亡通知状の書き方

後日弔問もきちんとお断りする

上記のように葬儀が終わった後に報告しても、葬儀後に自宅に後日弔問に訪れ、結局個別に対応しなくてはならず思わぬ手間がかかる場合があります。

そのため「後日弔問」もきちんとお断りする旨を明記しておきましょう。

また、参列者側も家族葬であることを知った場合は弔問を自重することが必要です。

まとめ

最後にまとめです。

  • 一般に明示されている家族葬の価格は「葬儀の本体費用」+「飲食接待費」+「寺院費用」のうち、「葬儀の本体費用
  • 家族葬の葬儀本体費用の相場は40万〜80万円程度
  • 飲食接待費と寺院費用をあわせた相場は、規模にもよるが60万円〜120万円程度
  • ネットの葬儀紹介業では価格が明示されており、お布施の金額も明示された僧侶派遣も行っている
  • 人数が減るということは香典収入も減る
  • 費用を抑えるには「人数を抑える」「訃報を知らせず、後日報告」「後日弔問も辞退する

この記事が家族葬の際の参考になりましたら幸いです。

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