葬儀会場に飾られる故人の写真「遺影(いえい)」。いざ準備する段階で、「どの写真を使えばいい?」「サイズは?」「葬儀後はどうする?」と悩む方は少なくありません。
この記事では、遺影の意味・選び方・サイズ・飾り方・処分方法までわかりやすく解説します。
目次
遺影とは?
遺影とは、葬儀の祭壇に飾る故人の写真のことです。通夜・葬儀の際に祭壇の中央に大きく飾られ、参列者が故人を偲ぶよりどころとなります。
葬儀後は自宅の仏壇や仏間に飾り、故人を偲ぶ対象として大切にされます。
遺影写真の選び方
選ぶポイント
- ピントが合っている:拡大しても鮮明に見える写真
- 故人らしい表情:穏やかな笑顔や自然な表情が好まれる
- なるべく最近の写真:参列者が故人とわかる年齢のもの(目安は5年以内)
- 正面を向いている:顔がはっきり見えるアングル
よく使われる写真の例
- 旅行先でのスナップ写真
- 家族の集合写真から切り出し
- 趣味を楽しんでいるときの写真
- 証明写真(笑顔が少ないため次善策)
背景は気にしなくてOK
遺影用の写真は、葬儀社が背景を差し替えてくれます。旅行先の派手な背景でも、人物だけを切り抜いて落ち着いた背景に変更できるため、背景よりも表情の良さを優先して選びましょう。
遺影のサイズ
| 用途 | サイズ | 備考 |
|---|---|---|
| 祭壇用 | 四つ切り(254mm×305mm) | 葬儀会場に飾る大きなサイズ |
| 自宅用 | L判〜キャビネサイズ | 仏壇の横や仏間に飾る |
遺影の費用
遺影の作成費用は葬儀プランに含まれていることが多いですが、別途依頼する場合は5,000円〜2万円程度が相場です。デジタル加工(背景変更・修復等)を含む場合は追加料金がかかることがあります。
遺影を飾る場所と期間
葬儀後の飾り方
- 仏壇の近くに飾るのが一般的(仏壇の上には置かない)
- 仏間や床の間に飾る
- リビングに飾る家庭も増えている
四十九日まで
四十九日法要までは後飾り祭壇(中陰壇)に遺影を飾ります。法要が終わったら後飾り祭壇を片付け、遺影は仏壇の近くや壁に飾ります。
遺影の処分方法
遺影は写真であり、宗教的なものではないため、処分しても問題ありません。ただし、そのままゴミに出すのは気が引けるという方も多いでしょう。
主な処分方法
- お焚き上げ:お寺や神社に依頼して供養してもらう
- 葬儀社に依頼:引き取って処分してくれる場合がある
- 自分で処分:塩を振って感謝の気持ちを込めてから処分
- デジタル化して保存:写真をスキャンしてデータとして残す
最近の遺影トレンド
- カラー写真が主流:以前はモノクロが一般的だったが、現在はカラーが多い
- 笑顔の遺影:かつては真顔が一般的だったが、自然な笑顔を選ぶ方が増えている
- 生前に撮影:終活の一環として、プロに遺影写真を撮影してもらうサービスが人気
- デジタル遺影:タブレットやデジタルフォトフレームで複数の写真をスライドショー表示
よくある質問
Q. 遺影に使える写真がない場合は?
スマートフォンの写真でも遺影に加工できます。解像度が低い場合はAI技術で高画質化してくれるサービスもあります。葬儀社に相談しましょう。
Q. 遺影は必ず必要?
法律や宗教上の義務ではありません。直葬や火葬式では遺影なしで行うケースもあります。ただし、参列者が故人を偲ぶために用意するのが一般的です。
Q. ペットの遺影も作れる?
はい、ペット用の遺影サービスも増えています。フレーム付きで5,000円前後から作成できます。
まとめ
遺影は故人を偲ぶ大切な写真です。元気だったころの、その人らしい表情の写真を選びましょう。
- ピントが合った正面顔の写真を選ぶ(背景は加工可能)
- サイズは祭壇用(四つ切り)と自宅用の2種類
- 葬儀後は仏壇の近くに飾るのが一般的
- 処分はお焚き上げや自分で供養してから
- 終活として生前に撮影しておくのもおすすめ
実物を見ると印象が変わることもあるため、可能であれば店舗や展示場で実際に確認してみましょう。
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