この記事では、僧侶手配サービス「お坊さん便」を解説していきます。
(この記事の下に移動します。)
サービスの口コミ・評判もみていきます。
では、さっそくみてみましょう。
目次
定額の僧侶手配サービス「お坊さん便」について
まずは、「お坊さん便」の概要をご案内します。
定額でお坊さんが呼べるサービス
お坊さん便は株式会社よりそうが運営しています。
僧侶手配サービスです。
僧侶手配サービスとは付き合いのあるお寺がない人に向けて、葬儀や法要で読経などのお勤めをしてくれるお坊さんを紹介するサービスです。
「付き合いのあるお寺がない」
「お布施はいくら包めばよいのか分からない」
などの声に応えるサービスとして2013年5月からサービスをスタートしました。
お坊さん便を運営している株式会社よりそうは、
- 定額葬儀サービス「よりそうお葬式」
を運営する会社です。
ほかにも「よりそう海洋散骨」など、葬送分野で新しいサービスを提供しているベンチャー企業となります。
お坊さん便の特徴
お坊さん便は、
- 日本全国どこでも手配が可能です
- お布施は定額で、御車代や御膳料も込み
- 手配される僧侶とのお付き合いは1回きりで、檀家になる必要はない
また、従来のお寺ではわかりにくいお布施の金額も、お坊さん便では決まった金額が決められているため、非常に分かりやすいです。
さらには、お坊さんの交通費である「御車代」や食事代である「御膳料」なども料金に含まれています。
依頼者は表示された金額以外支払う必要はありません。
手配される僧侶は全て正式な僧籍を持っている僧侶
僧侶手配サービスは僧侶資格のない人が手配されるような悪質なサービスも中にはあります。
お坊さん便は登録の際に僧侶の証明書である「僧籍」を確認しているため、手配される僧侶は全て正式な「僧籍」を持っています。
その点でも安心できますね。
お坊さん便の料金
法事・法要への手配は35,000円〜
お坊さん便の法事・法要の読経は一律35,000円(初回)となっています。
- 初七日法要〜四十九日法要までの中陰法要
- 一周忌・三回忌〜五十回忌までの年忌法要
- 初盆やお彼岸
- 納骨法要
- 開眼法要
この 35,000円には次のものが含まれています。
- 法要での読経法話
- 同日に行うお墓や仏壇などへの開眼法要
- 同日に行うお墓への納骨法要
- 僧侶の宗派指定料
- 御車代
- 御膳料
- 心付け
逆に四十九日法要後に、納骨法要だけを行う場合は35,000円が必要です。
また、注意が必要なのは法要会場から墓地への移動など、移動するごとに10,000円の追加料金が必要となることです。
また、お坊さん便の利用が2回目以降の場合は45,000円の料金設定になります。
また、信士・信女・釋・釋尼などの普通戒名を希望する場合は戒名料として20,000円が必要になります。より高位の戒名を希望する場合は後述する戒名の料金表を参考にしてください。
項目 | 法事・法要の読経 | 移動費用 | 戒名料 |
---|---|---|---|
料金 | 35,000円 | 10,000円 | 20,000円 |
お葬式の手配は35,000円〜
お坊さん便ではお葬式での読経の手配も可能です。
お葬式は直葬のみの火葬式や、通夜を省略し告別式のみ一日葬、通常の葬儀の行程を行う家族葬・一般葬それぞれの料金プランがあります。
それぞれの葬儀の形式でお坊さんが行う読経は全て含まれており、信士・信女・釋・釋尼などの普通戒名や僧侶の交通費や食事代なども全て含まれています。
こちらも、より高位の戒名を希望する場合は戒名に応じた金額を追加する必要があります。
項目 | 直葬・火葬式 | 一日葬 | 家族葬・一般葬 |
---|---|---|---|
料金 | 3,5000円 | 65,000円 | 140,000円 |
お勤め日数 | 1日 | 1日 | 2日 |
通夜読経 | – | – | ◯ |
告別式読経 | – | ◯ | ◯ |
初七日読経 | – | ◯ | ◯ |
炉前読経 | ◯ | ◯ | ◯ |
普通戒名授与 | ◯ | ◯ | ◯ |
御車代 | ◯ | ◯ | ◯ |
御膳料 | ◯ | ◯ | ◯ |
戒名授与は20,000円〜
お坊さん便で手配される僧侶は僧籍を持っている正式なお坊さんなので、戒名を授与してもらうことが可能です。
戒名は各宗派に対応しており、普通戒名は20,000円、院号の戒名でも200,000円と、100万円超えも珍しくない戒名料金の中では非常に低価格で戒名の授与が可能です。
もちろん、戒名のみの依頼も可能です。
戒名 | 料金 |
---|---|
信士・信女、釋・釋尼 | 20,000円 |
居士・大姉、院信士・院信女 | 60,000円 |
院日信士・院日信女、院釋・院釋尼 | 160,000円 |
院居士・院大姉 | 200,000円 |
お坊さん便を利用する際の注意点
菩提寺がある場合は申し込みに注意
葬儀や各種法要、墓地などでお付き合いのあるお寺のことを菩提寺と言い、檀家の仏事を全て取り仕切ります。お坊さん便はもともと菩提寺のない人に向けたサービスです。
菩提寺があるのにお坊さん便を利用して他所の僧侶に読経をあげてもらうことはトラブルの元になるので注意が必要です。
例えば、別の僧侶に読経をあげて、菩提寺の寺院墓地に納骨する、なんてことは菩提寺の立場では到底受け入れられないものでしょう。
菩提寺がある場合は仏事一切のことは菩提寺に相談することが最も重要です。
お坊さん便の申込方法、利用の流れ
法事・法要の僧侶手配の流れ
法事・法要の通常の申込方法と流れ
- お坊さん便に電話(フリーダイヤル0120-542-921)かウェブで申し込む
- 依頼が完了すると手配される僧侶から内容の確認の電話
- 法事・法要終了後、お坊さんに直接支払う
その後、手配される僧侶から内容の確認と当日の打ち合わせの電話があります。法事当日に予定通り法要を終えた時に、手配された僧侶に直接手渡しします。(Visa、MasterCardのクレジットカード、後払いにも対応)
申込に関して、菩提寺がある場合は必ず許可をとるようにしましょう。
戒名授与のみの申込方法と流れ
戒名授与の通常の申込方法と流れ
- お坊さん便に電話(フリーダイヤル0120-542-921)で連絡
- 依頼が完了すると担当の僧侶から連絡
- 戒名授与
お坊さんから連絡があり、戒名授与に関して授与される人の人柄や趣味など、戒名授与に必要な情報を確認します。
お支払は現金払い、クレジットカード払い、後払いに対応しています。
お葬式の僧侶手配の申込方法と流れ
- お坊さん便に電話(フリーダイヤル0120-541-609)かウェブで連絡
- 依頼が完了すると手配される僧侶から内容の確認の電話
- 葬儀で読経
依頼が完了したら、手配される僧侶から内容確認と当日の打ち合わせの電話が入ります。戒名授与を希望する場合は戒名授与に関する情報などもお伝えします。
お支払は現金払い、クレジットカード払い、後払いに対応しています。
まとめ
いかがでしたか?
電話やウェブで注文できる僧侶手配サービスでの「お坊さん便」をみてきました。
付き合いがある寺がない場合などに、お役立てください。
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この記事が、お坊さん手配のご参考になりましたら幸いです。
※この記事にある、お坊さん・僧侶の写真はすべてイメージです。