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サンフランシスコから帰ってきてから、2週間たちました。いろいろと感じることがあったのですが、ここにきてようやく考えがまとまってきたので、ブログに書いて整理したいと思います。
まず思ったことは、当たり前のことですが、簡単に世界を目指すとは言えないこと。
サンフランシスコには様々な方が集まり、いろんな考えがあり、文化の違いがありました。
例えば、海外で受け入れられるサービスを作ろうと思うと、その国の文化を理解する必要があります。そのためには、短期滞在では無理で、その国に住む必要があると思います。
そして、よりマッチしたサービスを作るには現地のスタッフが必要になるでしょう。
簡単に雇うと言っても、日本とアメリカの働き方や考えには大きな違いがあります。
それ外から見ているだけでは理解できるものではなく、実際に現地の会社に入らないとわからないことだと思うと実際にアメリカの企業で2ヶ月間働いたECスタジオの山本さんもおっしゃっています。
これらのことを考えると、とことん入り込んで全身全霊かけて取り組まないと決して芽が出ないことは明白です。
ただ、こうも考えました。
世界を相手にするとしても、やり方を変える必要はないのではないか、と。
海外に出ていつも感じることは日本の製品、サービスの優秀さ。本当に素晴らしいと思います。
ターゲットとする国に合わせる必要はなく、日本のサービス、商品でそのまま自信を持って勝負すればいいのではないかと思うのです。
日本人は自信を持ってないので、一貫して突き通すことはできてないですが、どんなことがあっても自信を持ってやり続ければ、それが受け入れられるのではないかと思うのです。
そのためには日本人はもっともっと世界に出て日本を客観的にみないといけないのではと感じました。外から見た日本は間違いなく素晴らしい国だと思うのです。
以上のようなことを感じ、私はこれから事業を次のように進めていきたいという考えにまとまりました。
市場を広げるために世界を相手にビジネスをします。ネットビジネスという特性、また、今後、日本経済がどうなるか分からない中、日本だけを見て商売をするのはリスクがありすぎます。
しかし、私は大きなところは目指しません。弊社はスモール企業です。今後も会社を大きくするつもりはありません。
ですので、世界中のシェアを取る必要はありません。例えば、海外を相手にすると言っても外国人を相手にせずに、海外在住の日本人をターゲットにするだけでもいいのです。それだけでも、100万人市場が広がります。文化も考え方も同じ。提供する場所が違うだけで日本で扱っている同じ商品、サービスをそのまま展開できます。
外国人をまったくターゲットにしないわけではありません。
日本の商品、サービスの良さを分かる外国人をターゲットに提供します。
外国人に合わせることはしません。自信を持って日本人の感性で作られた商品、サービスを提供します。
現時点でもスモール企業にとっても十分な市場があるでしょうし、私はこれからこの市場がもっともっと広がるべきだと思うのです。
まったく日本人以外の感性を取り入れないのかと言うと、そうではありません。
サンフランシスコでも日本よりも優れたところは当然のことながらありました。
シンプルで合理的で、すごいいい考え方だと思うことが多々ありました。
よいところは双方を取り入れていく。そして、さらなるより良い商品、サービスにしていく。
自分が目指すところはそこだなと、今は考えています。
とは、言っても、まだまだ答えを出すだけの経験や行動をしていないので、現時点の答えはこれとして、これからもいろんなことにチャレンジして視野を広げていきたいと思います!

この記事を書いた人

 

板羽 宣人

 

公務員から起業して、(株)ベビログという小さな会社を経営しています。Eコマース、電子書籍出版事業などWEBサービスの運営をメインにやってます。2011年から国内外で季節にあわせて家族で住む場所を変えて生活(ワーケーション)をしています。妻とイギリスへの高校留学中の息子の3人家族。
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