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私の周りには起業したいという方が結構いてます。
ただ年齢的に私と同世代ですので、私と同様、大抵妻と幼い子どもがいます。
そんな方たちによく聞かれるのが、よく妻や、両親に反対されることなくスムーズに起業できたなということです。
今日はそのあたりのことをちらっと書いてみたいと思います。
ポイントは大きく2つあると思います。
ひとつは
『がんばりを見せること。気持ちが中途半端でないことをわかってもらうこと。』
があげられると思います。
私は将来必ず起業すると決意した3,4年前から多くのものを断ち切り起業準備に入りました。
まず日常的なものとしてテレビ。
タメになる番組も多いとは思いますが、フトつけっぱなしにして大して見たくもない番組をボーっと2時間ほど見てしまうことがかつての私にはありました。
この時間を積み重ねるとものすごい時間になるなぁ~と、思い切ってテレビを押入れに放り込んでやりました。
おかげでムダな時間が大きく削減され、その時間を起業準備にあてることができました。。
(それがムダな時間かどうかは議論があると思いますが。)
あと趣味的なものとしてテニス。
以前の日記にもちらっと書きましたが、私は友人とテニスサークルを主催し、その代表をつとめてました。
サークルに参加するとテニスコートまでの往復に約2時間、サークルの活動3時間とほぼ1日時間を費やすことになります。
テニスは中学からはじめ、ホントに大好きなスポーツです。
そしてサークルもいい人ばかりでホントに居心地のいい場所でした。
でも、起業するにはその時間さえ惜しく、友人にはちょうど子どもが生まれるということもあり、それを理由に、じょじょに離れていきました。
自分で作っておきながらなんて無責任な行動をしているのかとものすごく葛藤があったのも事実です。
今でもその友人には悪いことをしたなぁと罪悪感があります。
こんな感じに空いている時間はすべて起業準備にあてていました。
幸い残業がほとんどない部署にいてましたので、6時に家に到着して9時まで子どもとコミュニケーション。
9時に子どもと一緒に寝て2時3時に起きて仕事に行くまで起業準備。
行き帰りの電車の中、昼休みさえ無駄にすることはありませんでした。
そんながんばりを妻や両親は見てくれていたのがひとつの要因だと思います。
もうひとつのポイントが、
『貯めるものを貯める。』
ということです。
起業というものは結局自分の夢を追い求めるものであるので、それが原因で妻や子どもを路頭に迷わすことがあってはならないと考えています。
そのために起業するにあたっては貯めるものを貯めないといけません。
私はこれだけ貯めたら納得してもらえるだろうという金額を設定して、妻の両親にこれだけ貯まったら独立を考えるということを数年前から宣言していました。
それからの切り詰め生活は今思い返せば自分でも笑えてくるぐらいです。
酒、タバコ、ギャンブルは一切しない。妻は化粧もしない。(もともとあまり好きでないみたいです^^;)
車は絶対に買わない、どこに行くのも歩き、チャリ、電車。
服も一切買わず今まであるものですませる。
スーパーへは閉店30分前に。
などなど。。。。。
私はこれまでの人生での経験でそうした生活には慣れていますが、妻は特に何不自由なく暮らしてきたにも関わらず一緒にがんばってくれました。
それは妻の両親がとても働き者であり、お金の大切さをよくわかっていたからだと思います。
(妻の母は平日は社員として働き、土日は別の場所で働くツワモノです。)
そんなこんなで私が予定していたよりも3年ほど早く、その目標金額を貯めることができたのでした。
そして、妻へまず「そろそろ起業しようと思うんだけど。」と相談。
妻も「そろそろいいかもね。」と。
次に妻の両親に「妻と相談し、起業を決意しました。」と報告。
あっさりと「二人が決めたのならそれでいい。」とOKをもらう。
といった感じです。
妻の両親が私と妻の結婚を認めてくれたのは私がお堅い職業についているので安心だということもひとつの要因だったと思います。
それなのに何一つ反対することなくOKを出してくれたことは本当に感謝しています。
今客観的に振り返れば我ながらよくがんばったなぁ。。。
オットットット….ほんとにがんばらないといけいないのはこれからでした。^^;
私がスムーズに起業できた理由はこんな感じです。
もし今起業したいのに妻や両親に賛成してもらえないという方がいらっしゃれば少しでも参考になればと思います。笑

この記事を書いた人

 

板羽 宣人

 

公務員から起業して、(株)ベビログという小さな会社を経営しています。Eコマース、電子書籍出版事業などWEBサービスの運営をメインにやってます。2011年から国内外で季節にあわせて家族で住む場所を変えて生活(ワーケーション)をしています。妻とイギリスへの高校留学中の息子の3人家族。
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